菅田将暉「生まれて初めてセリフが・・・」

2017.5.11 19:00
(写真7枚)

「呼吸の量が調節できなくなって・・・」(菅田将暉)

──とりわけ、帝一の最大のライバルと目される大鷹弾(竹内涼真)の外部入試テストの結果に勝手に挑んで、点数勝負で勝った負けたするじゃないですか。通産省官僚の父・譲介(吉田鋼太郎)と答え合わせをするシーン。

菅田「そうですね、あんなシーン無いですからね。原作はひとりで答え合わせしてるだけですから」

──でも、あの方がずっと映画的じゃないですか。全体的に原作からのアレンジがとても巧みですよね。ちょっとした末節の膨らませかたとか、逆にエピソードをばっさり切っても面白い部分は別の形で活かしてたり。

菅田「それはもう、オシャレ監督の技ですから(笑)」

永井聡監督と菅田将暉
永井聡監督と菅田将暉

──オシャレかどうかは判んないですけど(笑)、でもあのシーンは、吉田鋼太郎さんとのタイマン勝負として相当見応えがありましたね。徹底的にナンセンスなのに、丁々発止の演技合戦(予告編の0:44あたり)。ほとんど『ごっつええ感じ』の最狂コントを見ているような。

永井「撮影したのは夜遅いときで、僕もスタッフもダウンとか着こんでもまだ震えるくらいだったんですよ。マイナス2度で。そのくらい寒いのに、この人たちはワイシャツ一枚であんなこと叫んでいて(笑)。で、熱くなってきちゃって上着いらないってくらい集中して演ってたので。こちらは凍えるくらいなのに、本当の汗かいてましたし」

──けっこうな長回しでしたよね。あれ、ワンカメだったんですか?

永井「最初はもっとカットを割るつもりだったんですけれども、この人たちが演ってることを素直にポンとカメラを置いて撮ってるだけでいいな、と。役者のパワーというか、間近に見ていて面白かったし、『夜中に何やってんだ、この2人は』みたいになってスタッフも笑いこらえるのに必死で、こういう瞬間ってあるんだなと思いました。あのときの緊張感は2度とない感じがしましたね。やろうと思ってもできない。ああいうときは、カメラとか何も凝らない方が面白いんだな、というのがよく判りました」

菅田「僕、生まれて初めてセリフが言えなくなりましたもん。テンション上がりすぎて、呼吸の量が調節できなくなって。舞台でもあんなことなかったですね」

映画『帝一の國』

2017年4月29日(祝・土)公開
監督:永井聡 脚本:いずみ吉紘
出演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大
配給:東宝

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