HALFBYやHomecomingsらが所属し、京都を拠点に活動を展開するインディーズレーベル「SECOND ROYAL RECORDS（セカンドロイヤルレコーズ）」。今年レーベル設立15周年をむかえ、それを記念したスペシャルパーティーが、３月18日に「ユニバース」（大阪市中央区）で開催される。

「METRO」はじめ、「磔磔」や「nano」などライブハウス、ＤＪパーティなどの音楽イベント、街中にはＣＤ・レコードショップが並ぶなど、音楽との関わりが強い京都。一方で京都のレーベルが少ないなかで、2002年に設立されたのが、レーベル「Second Royal Records」だ。「2000年から『Second Royal』っていうクラブイベントを京都「METRO」でレギュラーでやってたんです。そこで一緒にＤＪをしてたHALFBYの高橋さんが音源を出したいってなって、一緒に活動してた仲間とじゃあレーベルやってみようかっていうのがはじまり。2002年の設立から現在までにＣＤ・アナログ合わせて120タイトルを超える作品をリリースしています」とは、代表の小山内信介さん。

「大変なこともいろいろありましたけど、2007年にHALFBYがメジャーデビューしたときとか、Homecomingsが『FUJI ROCK FESTIVAL』のルーキーステージ、３年後に本ステージにも出られたときはうれしかったですね。自分たちが『良い』と思ってやってきたことが世に認められた瞬間なので。今回のイベントも想像以上の反応があって、レーベルを信頼してくれてるっていうのがうれしいですね」と、15年を振り返る。

イベントには、HALFBY、HANDSOME TECHNIQUE、アナら初期から付き合いのあるメンバーや、Homecomings、THE FULL TEENZら新世代のバンド･･･と所属アーティストはもちろん、これまでレーベルに深く関わってきた豪華ゲスト陣含む総勢15組が出演する。「それぞれアーティスト同士の繋がりも深いんです。最近ではカジヒデキさんのアルバムにHomecomingsがゲスト参加したり、シャムキャッツとTurntable Filmsがスプリット・シングルを出していたり。今回は京都メトロのレギュラーパーティでやっているようなことを、15周年ということで特別な会場でやりたかったんです。「ユニバース」でのイベントってだけで何かテンション上がりませんか？（笑）。全出演者最高なので、もし知らないアーティストがいても楽しめると思います。このイベントが新しい音楽に出会うきっかけになったら良いですね」。料金は4300円（学割あり）、時間は12時〜22時を予定している。