定着するか? ブラックフライデー

2016.11.23 07:00

「日本トイザらス」の「ブラックフライデー」告知ビジュアル

(写真2枚)

国内最大級の玩具とベビー用品専門店「日本トイザらス」をはじめ、リーズナブルさが魅力のファッションブランド「H&M」、アメリカ発のカジュアルファッションブランド「アメリカンイーグル」などが、11月末から展開予定の大幅値引きセール「ブラックフライデー」。ちらちらと耳にするようになった、この「ブラックフライデー」とはいったい何なのか?

「ブラックフライデー」とは、アメリカの感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日である金曜日のこと。年間を通じて「最も多くの買い物客で賑わう日」とされており、アメリカの小売業界では、この日を皮切りにクリスマス商戦がスタート。もともとはフィラデルフィアの警察が、溢れる買い物客で忙しくなるため「真っ暗な金曜日」と呼んだことがきっかけとされているが、現地の新聞が「小売業はこの日を境に黒字に転換する」という解釈を発表してからは、新たな意味をもって広がるようになったという。

「H&M」の「ブラックフライデー」告知ビジュアル
「H&M」の「ブラックフライデー」告知ビジュアル

日本でも、政府や経団連が導入を検討してきたこともあり、経済産業省と経団連などは来年2月末から、月末の金曜日に消費喚起運動「プレミアムフライデー」を開始予定なんだとか。それに伴い、「ブラックフライデー」を取り入れる企業も増えており、徐々に日本でもその言葉が聞かれるようになってきた。調理用品・化粧道具メーカーの「貝印」は公式オンラインストアにて、2014年に「ブラックフライデー」セールを初開催。昨年は目玉商品が開始20分で完売するなど大盛況だったという。今年は昨年の2倍の売上げを目指しているという。

ここ最近は、ハロウィーンがバレンタインの市場規模を超えたというニュースも聞かれたが、果たしてこの「ブラックフライデー」は日本でも浸透するのか? 政府や経団連の思惑も気になるところだが、消費者からすれば、いいモノが安く買えるならオールオッケーですが。

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