『おおさかシネマフェスティバル２０１６』授賞式（３月６日／ホテルエルセラーン大阪）に、映画『俺物語！！』と『ヒロイン失格』で新人男優賞を受賞した坂口健太郎が登場した。

モデルから俳優への転身について、「今もずっと戸惑っています。私生活で経験したことがないようなことを演じるので、監督と話をしながら、探り探りですね」と語る坂口。目標とする俳優について、「素晴らしい役者さんがたくさんいらっしゃいますが、目標は決めてなくて･･･僕は、普通に（笑）」と、塩顔王子らしいサラリとしたコメント。

２０１５年は、『娚の一生』『予告犯』『海街ｄｉａｒｙ』『ａｔ Ｈｏｍｅ アットホーム』など、まさに引っ張りだこだった坂口。司会の浜村淳が、「坂口さんは今、人気急上昇中だと思いますが、そのことは自分で意識していますか？」という意表を突いた質問にも、「外を歩いていると声をかけていただくことも増えて、とてもうれしいです」と、またしても誠実な回答。会場を爽やかな雰囲気に包んだ。

取材・文・写真／上地智