京都梅小路公園に来春開業予定の[京都鉄道博物館]。オープンに先立ち敷地内を走るSLの新客車が公開された。
2015年8月に閉館した[梅小路蒸気機関車館]で人気だったSLスチーム号は引き続き新施設の目玉に。開業に合わせて1両40席しかなかった客車は約100人乗りへ大型化、京都造形芸術大学の学生がその新客席をデザインした。
車体のメインカラーは聚楽ぶどう色。「SLが走っていた時代によくあった客車の色」と学生の梶原さんが話すように、昔を知る人や資料を参考にリサーチを行い、レトロなテーマに則したデザインを考案したとのこと。さくら、日本海、はくとなど、往年の特急車両で使われたヘッドマークもモチーフに、車体や座席にイラストがデザインされている。
この日初めて完成した車両に乗った学生たちは、「すごいっ。自分たちのデザインがこんなに忠実に再現されるなんて、鳥肌が立ってくる!」と興奮気味に話した。