全国に高級フランス料理店を展開する名レストラン［ひらまつ］が、初めての宿泊型レストラン「オーベルジュ･ド・ぷれざんす 桜井」が９月５日にオープン。静かな高台に位置し、見渡す限り奈良の美しい田園風景を楽しめ、新なたリゾート地として注目を集めそうです。

レストランでいただけるのは、大和野菜や大和牛など、奈良県産の食材を用いた新しいフランス料理。食材が持つ素朴な味わいをシンプルに引き出したいと、ソースにかつおだしや味噌を使うなど和の要素も巧みに取り入れた、やさしい味わいです。シェフ自ら生産者の畑を訪ね、そこで感じたインスピレーションも反映されているので、盛り付けも、どこか自然の風景を思わせるプレートに。

レストランに９部屋の客室を備えた、奈良初の本格オーベルジュとして、空間も奈良らしい居心地に。客室の天井には吉野杉が一面に張られ、吉野檜で作ったライトを使用。心地よい木の香りと温かさに包まれながら、ゆったりとしたひと時を過ごすことができます。

取材・文／西村円香　写真／エレファント・タカ