恵文社一乗寺店の名物店長が独立
2015.9.14 21:58

「ぼくなりの街の本屋さんを考えたら、小さくやることにたどり着きました」と堀部さん
(写真2枚)
英国紙が世界の10店に挙げた、京都の[恵文社一乗寺店]。そこで、13年間店長を務めた堀部篤史さんが独立、新しい書店&ウェブショップ[誠光社]を開店準備中です。小さな書店からカルチャーを発信してきた仕掛人とあって、本好きには見逃せない動きです。
これまでも街の本屋のあり方について模索してきた堀部さん。小説家、イラストレーター、飲食店店主・・・とジャンルを問わず一緒にイベントを企画したり、ライフスタイルに特化したスペース[生活館]をオープンするなど、単に本だけではない”本屋”を提案してきました。
「本屋に関する雑誌の特集やメディアの関心は大きいと感じていますが、新刊書店がほとんど生まれていないという現実もあります。取次店との契約、本販売だけでの経営が難しいこともあり、とてもハードルが高いんです。それならば、これまでにはない新刊書店のモデルとして、自分で本屋をやってみようと思ったんです」。
[誠光社]は、従来の取次会社を通す一般的な流通システムではなく、雑貨店などで本を扱う場合のように出版社との直接取引を行うお店とするのだとか。これは出版元と1冊ごとに個別のやり取りを行うアナログな方法だが、関係性を重視したやり方です。また、ネット上では探しにくいようなミニコミ、古本、雑貨、洋書なども扱うほか、自ら出版も行うとか。
![ウェブショップ[誠光社]でミズモトアキラ・堀部篤史『コテージのビッグウェンズデー』と京都で活躍するイラストレーター・赤井稚佳さんの書影イラスト集の2冊をリリース予定](https://www.lmaga.jp/wp-content/uploads/2015/12/imageofseikosha.jpg)
実店舗は11月に丸太町河原町で、先行してウェブショップを9月15日にオープン。なお、恵文社時代からの人気ブログ「何を読んでも何かを思い出す」は同サイトにて継続予定だそう。
取材・文・写真/松永大地
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