元宝塚トップ・音月「違和感ない」変身

音月桂
元宝塚歌劇団雪組トップスター・音月桂が、主演舞台『十二夜』への意気込みを大阪の合同取材で語った。2012年の退団後、舞台は2作目、関西には女優として初登場となる。
「宝塚を辞めてから舞台に一度ピリオドを打ち、映像の方に挑戦していました。理想の男性像を追い求めていた宝塚時代も大切な時間でしたけど、今は本来の自分をさらけ出せるような開放的な気持ちがあります」。ロングヘアにスカートと、男役だったとは思えない変身ぶり。「ファンの方は複雑かな(笑)。でも自分の中では違和感はないです」と明るく話す。
舞台『十二夜』は、『レ・ミゼラブル』などを手掛けた鬼才ジョン・ケアード演出のシェイクスピア喜劇。音月は双子の兄・セバスチャンと妹・ヴァイオラの二役。しかもヴァイオラは男装までし、恋の駆け引きがますます複雑で愉快なことになっていく。「このシェイクスピア作品の解釈で面白いところが、一つのキャラクターが二つに割れて、たまたま双子になっているところ。セバスチャンの中にも女性的な要素があるし、ヴァイオラの中にもたくましさや男っぽさがあります。だから男女の役を気負わず演じることができ、声のトーンも意識してないのですがきっちりできているみたい」。この”声技”には、演出のジョン・ケアードも驚いたそう。「恋の絡まり方はすごく複雑だけど楽しいですね。今はシェイクスピアをとても身近に感じ、同じ時代に生きていたら一緒にご飯を食べながら話したいぐらいです!」

世界初演作であり、この舞台のためだけに作られる凝った衣装やセットも見どころ。「すごく素敵です。ジョンいわく『ガーデン』と。緑の森の中にいるような、マイナスイオンの中でお芝居ができそう。お客様への掛け合いもあるので、一緒にこの世界に飛び込んで楽しんでほしいです」
宝塚の舞台へは今も足を運び、特に古巣の雪組はなるべく全公演観に行くという。今年は同期の北翔海莉の星組トップスター就任が決定。「もう自分のことのように嬉しいです! 同期同士のLINEで『おめでとう!』が飛び交いました。同期は深い絆で結ばれているので、みんなで舞台を観に行きます」と、ひと際笑顔が輝いた。
取材・文/小野寺亜紀
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