炭火焙煎・萩原珈琲の新展開はカフェ

2015.2.17 15:07

全国の数々の名喫茶店やカフェがこちらの豆を使用、一杯ずつハンドドリップで。

(写真6枚)

炭火焙煎のコーヒー豆で人気の「萩原珈琲」が、重厚感ある雰囲気で展開している系列店のイメージを一新し、3店舗目としてオープンしたのは神戸市西区の住宅街のどまん中。天井も高く自然光がたっぷり差し込む快適な、ナチュラルムードの一軒家カフェです。

「萩原珈琲」は、1928年に神戸で創業した炭火焙煎の元祖でもあるコーヒー豆の焙煎卸しメーカー。全国の数々の名喫茶店やカフェがこちらの豆を使用しています。ここの「カフィート ハグ」も当然、一杯ずつハンドドリップで。有機コーヒー500円、妊婦やママにうれしいカフェインレスコーヒー500円など、幅広いラインアップ。お代わりする際もプラス150円(ブルーマウンテン以外)で、どれでもオーダーできます。「そこはやっぱりコーヒー専門店なんで。1杯目と2杯目を違う種類飲めるところはなかなかありません」とは3代目萩原孝治郎さんと4代目の萩原英治さん。

ただ、それだけではなく「フードも楽しんでもらえる店になれば、という思いから店名も”カフェ”と”イート(食べる)”を合体させました」。手作りのピッツァを提供するため、東京のピッツェリアに4代目が修業に行き、地産地消にこだわって地元で野菜を探すなど、技術にも素材にもこだわってメニューを開発したそう。自家製生地で作るフォカッチャorピタパン・3種のサラダ・ドリンクが付くモーニングプレート500円は、通常のドリンクが450円からと考えるとかなりオトク。さらに、窯焼きアヒージョや窯焼きグラタンなどの窯焼きメニューや、ピッツァ生地を使ったデザートピッツァなどスイーツ系も並び、朝から夜まで楽しめます。

ひと晩寝かせた生地をオーダーごとに手作り。しかも、薄めのパリパリのローマタイプか、厚めのナポリタイプか選べます。ランチはサラダ、食後のドリンクが付いて1,300円
ひと晩寝かせた生地をオーダーごとに手作り。しかも、薄めのパリパリのローマタイプか、厚めのナポリタイプか選べます。ランチはサラダ、食後のドリンクが付いて1300円

一見、気軽なカフェながらもコーヒー専門店ならではのこだわりがたっぷり。しかも、出来合いや大量生産されたものは一切使わないという、ほかのチェーン店とは一線を画すスタイル。まだ周囲では「あそこはなんのお店かな」という声が多いとのことですが、ママ友とのモーニングやランチに、週末の家族の食事にと、使い勝手の良いお店となりそうです。

取材・文/いなだみほ

「カフィート ハグ by 萩原珈琲店」

2015年1月21日(水)オープン
住所:神戸市西区学園東町6-18-3
時間:9:00~21:00(LO20:30) ※3月より月曜休(祝日の場合は翌日休)
電話:078-202-5609

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