あらゆる「オタク」カルチャーが集う街「日本橋・でんでんタウン」（大阪市浪速区）に１１月１日、ミニ四駆バーがオープンしました。

堺筋から一本西に入った場所にある雑居ビルのエレベーターを降りると、受付の前には白と黒のチェッカーフラッグ。そしてレース場のコースを模した通路を歩いて店内に足を踏み入れると、広々とした店内の中央には複雑に入り組んだ巨大なコースがド～ン！　３０代のミニ四駆世代ならずともテンションは急上昇、ワクワクが止まりません。

こちらの「Ｒａｃｉｎｇ−ＢＡＲ １００Ｒ（レーシングバー ひゃくアール）」は、これまで数々のカーレースに参戦し、さらにはミニ四駆店やラジコン店などを経営してきた生粋の車好き店主・恩塚一将さんが、「いつかはやりたいと昔から思っていた」という夢を具現化したもの。サーキットのピット裏をイメージした店内には、色も形もバラバラの机や椅子がランダムに配置され、隙間にはレンタル用のミニ四駆本体やパーツがずらり。２時間フリードリンク制（２０００円）で飲食物の持ち込みは自由という、勝手気ままな空間はまさに「男子のたまり場」といった感じ。店頭で本体やパーツも購入可、工具も無料で借りることができるのでその場でカスタムも自由自在。最新のマシンでライバルと勝負することができるんです（コースの使用は無料、使用制限もなし）。

その他、小型ラジコンの「ミニッツ」を走らせる専用のコース（ミニッツのレンタルは１０００円／１日）があったり、専用のシートとハンドルでゲーム「グランツーリスモ」が楽しめたり、楽しみ方が「ミニ四駆バー」の枠に収まっていないところも魅力。朝５時まで営業しているので、終電を逃した車好きにとって格好の遊び場となるはずです。

取材・文・写真／上地智