近鉄・菜畑駅前（奈良県生駒市）にそこだけ外国のような雰囲気をはなつ、オーガニック・ベジタブルソープのお店「ＪＯＥ’Ｓ ＳＯＡＰ」が１１月にオープンした。

店内はレンガ壁にグリーンのブーケやキャンドルで、とびきりおしゃれな雰囲気を醸し出しています。それもそのはず、オーナー・ＫＵＭＩさんはニューヨークに長く暮した人。かの地でお稽古三昧の日々を経て、長男・ＪＯＥくんの誕生をきっかけに天然素材を使用したベビーソープを作り始めたのだとか。

「アメリカの昔ながらの伝統的なレシピなので、大量にできるんです。お友だちにおすそわけしたら、すごく喜んでもらえて」とＫＵＭＩさん。赤ちゃんのためにやさしさを込めて作った石鹸は大人にも大好評で、日本に帰国して今回、「ＪＯＥ’Ｓ ＳＯＡＰ」を開店することになったと言います。

原料の６５％は、オーガニックのエクストラバージンオリーブオイル。そのほか、高品質のアボガドオイルやココナッツオイルなど、どれも食べられる素材ばかりでハンドメイドされています。この冬は基本のベビーソープのほか、エジプト産のジャスミンオイルや花を加えたジャスミンや、ブルガリア産のバラの花びらを加えたローズ（すべて８０g・１２６０円）など５種が並びます。アメリカや日本、フランスのオーガニック規格を満たした素材を使い、じっくり熟成させているから顔にも身体にも使えて、やさしい洗い心地です。原料や産地もちゃんと表示されているので、選ぶ基準に。

自家製のブリザーブドフラワーがたっぷりあしらわれるギフト（１８９０円～）も、そのままお部屋に飾っておきたくなるくらい素敵なデコレーション。グリーンや花がこんなに贅沢にあしらわれるなんてなかなかないのでは？　さらにオリジナルのキャンドルや、Ｐｒｉｍａｌ Ｅｌｅｍｅｎｔ（インポート）のモチーフ入り石鹸を合わせたら、クリスマスプレゼントにもぴったり！　年明けからは苔のシャンデリアが灯る奥のスペースで教室もスタート。「寒い日は、温かいコーヒーか紅茶でも飲みながら、ゆっくりした時間を過ごせるクラスなんていいな」というＫＵＭＩさん。「アメリカの昔ながらの伝統的な製法」による石鹸作りをお楽しみに。

取材・文／中島恵　写真／篠原沙織