日本史にその名を刻む大傑作、レキシ「ようやく時代が」

池田貴史のソロプロジェクト・レキシの2ndアルバム『レキツ』が相当ヤバイことになってるのは、もうご存じですか? 歴史上の偉人を独自に解釈した歌詞、そして、ダイナミズム溢れるすこぶるポップ&ダンスなサウンド。この両者がことごくマッチした、時間を忘れて聴き込んでしまう驚異的なアルバムのクオリティは、もはや感動の域に!
この日本語ポップスならぬ、日本史ポップス。音楽業界だけでなく、教育の分野にまで届かんとするこの歴史的レキシの偉業、日本人ならしかとリッスンすべしです!
写真/バンリ
「逆に遠慮した方がイヤらしいくらいの反響」(レキシ)
──ものすごくいいアルバムです!
ハハハ、ありがとうございます。僕、恥ずかしがり屋なので「いやいや、そんなことないですよ」って言おうと思ってたんですけど、それが言えないくらいの反響をいただきまして。逆に遠慮した方がイヤらしいんじゃないか、くらいの(笑)。
──それはリスナーだけでなく・・・。
リスナーからミュージシャンまで。1stアルバム『レキシ』もありがたいことに、ミュージシャンの方たちが食いついてくれて、その結果が今回のゲスト出演陣に繋がったんですけど、今回もさらに輪を掛けて、ですね。

──今、巷では歴史ブームです。
まぁ、この流れは1stアルバムで俺が作ったみたいなね、ハハハ。大きな声じゃ言えないですけど、俺が作ったみたぃ・・・うにゅうにゅ、みたいなね。ま、ようやく時代が追いついて来たってことで(笑)
──ひとえに、このアルバムには日本史のロマンがグッと詰め込まれていると思うんですが。
それはレキシのプロジェクトの大きなテーマではあるんで、かなり意識して作ってはいるんですけど、突き詰めれば無意識なんですよね。自分がやりたいことを突き詰めたのが、作品となっているんで。かといって、日本史のワードを連呼するだけじゃダメだってことは常に念頭においてやってますから。そういう意味では考えてるっちゃ考えてるんですけど、そのせめぎ合いですかね。
──普通、学校で習う日本史って、事実の羅列になりがちなんですけど、そこには当時に人々の感情というのは抜け落ちているじゃないですか。そこの感情の部分にスポットを当てるというのが、レキシ・プロジェクトのテーマなんですか?
それも全体的なテーマなんですけど、今も昔も想いは共通してるんじゃないかなというね。だから、歌詞を書くときも、登場人物を想像するというよりも、現代の恋人同士を歴史の人物化するというか、現代の人を歴史上に置き換えることをよくしますね。でも、あまり意識しすぎるとやっぱ考え過ぎちゃうんで、そこは自然に。あまり調べ過ぎると歌えなくなっちゃうので。調べすぎないということでいえば、考えてないという(笑)。
──ファンクやソウルをベースにしたダンス・ミュージックで聴かせる、レキシのもうひとつの魅力であるポップなサウンド面はどうですか?
ウンド面はもう全然逆ですね、自分のやりたいことだけやってます。参加してくれたミュージシャンも含めて、解放してるというか。サウンド面については、より何も考えてないですね(笑)。全然考えてない。正直、ポップにしようと思ったわけではなく、結果ですね。ざっくりと、テーマは「愛」だなって思ってて。元々、根本のテーマは「LOVE&PEACE」なんですけど、わりとLOVEに重きをおいたのが結果としてポップに繋がったのはあるかなと。まぁ、基本、根がポップなんで(笑)。
──歌詞の面白さとダンス・ミュージック、そこのバランスは相当難しいと思うんですが。
そうですね。何なんですかね、そこは本能的です。作ってるときは基本的に笑いを堪えながらやってるという。あぁ、でもどうなんだろうな。本能として、これがディスコにのったら面白いだろうって、やってみたら、やっぱり面白かったという感じですかね。よく言う、自分が楽しくないと、人も楽しませられないのと同じかなという感じですかね。
──そこには産みの苦しみも当然ありますよね。
まぁまぁ、それは渥美清さんみたいなもので、そこは見せないというね(笑)。でも基本は、楽しいがモットーで。こんな気楽なレコーディングはない、と言ってもらえるのが一番うれしいみたいな。そうやりながらも、100以上のものを出してもらってるという。その方が出るんじゃないかというのがありますね。基本的にイイネ! しか言わないですね、参加アーティストの方には。もう、最高! この二言だけですね。
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