孫娘とのデートに「かっこいい姿を」 全力でお洒落する“93歳のおじいちゃん”が素敵すぎ「紳士ってこういう人」
カテゴリ:家族

「コロナ禍で1年間ほど趣味の社交ダンスに行けずに体力的にも衰えてしまったおじじ。それでもデートとなると床屋に行って髪を染めて「孫の前ではかっこいい姿を見せたい」とお洒落して来てくれる。アロハシャツに背広という斬新な90代ファッション。前の日からコーデ考えてるみたい、可愛い」という、ユナ@美容皮膚科(@yuna_plusnurseさん)のツイートが10万近くのいいねを集めて注目されています。
写真に写ったおじいさまはグレーの背広に真っ赤なアロハシャツをさらりと着こなし、アロハの柄の一色と同じ色のポケットチーフものぞかせるなど、とっても粋なスタイル。背筋もしゃきっとしていて、とても90代には見えませんね。

ユナさんは続けてこんな投稿も。
「おじじとデートの日はかれこれ5年くらい写真を撮り続けてる。1枚目はアクセサリーをプレゼントしてくれたおじじ、2枚目は寒いと言ったらジャケットを貸してくれた後のおじじ、3枚目はくしゃみをしたらハンカチを差し出してくれた後のおじじ、4枚目は人生論を語るおじじ。歳を重ねても紳士の極み」。

服装だけじゃなくて行動もダンディーすぎるおじいさまに、リプ欄でも「素敵すぎる」「ダンディーですね!」「わたしも、祖父とこんなデートしたかった〜」「可愛くてかっこ良くて心が暖かくなりました」「紳士ってこうゆう人を言うんだろうな〜」「お爺さまのように良い年の取り方をしたいです」「こんなかっけえおじいちゃんになりたい ファッション素敵すぎます」「服というか服を含めたこの人自体がカッコいい!!同じ服を他人が着ても全員がカッコ良くは見えない。この人だからカッコよく見える気がするイイね 素敵なおじいさんだ」などと称賛の声が相次ぎました。
ユナさんに、おじいさまとのお話を聞きました。
ーーおじいさまの年齢は? また、どんな風にお歳を重ねてこられたのか知りたいです。
祖父は現在93歳です。若い頃は保健所の予防課で働き(その時は今のコロナのように赤痢が流行っていたそうです)、その後異動して15年間税金関係のお仕事に従事していたそうです。調査ばっかりの仕事をしてきたので、40歳になった時に「自分の人生このままでいいのかな」と思い直して退職。退職金を使ってずっとやってみたかった喫茶店をオープンしたとのこと。なぜ喫茶店かというと「コーヒーがが好きだったから」。
これが軌道にのり、3店舗経営していたそうですが、その後は不動産業へ…。という人生のようです。現在は一軒家に独居し、家事掃除を一人でしているので(ヘルパーさんや介護は嫌がります)とても尊敬しています。
──激動の人生ですね。ユナさんとおじいさまは離れて暮らしていらっしゃるようですが、デートはどれくらいのペースで?
元々は私も祖父が住んでいる北海道で暮らしていたのですが、就職で東京へ。3カ月に一度は必ず帰省していましたが、コロナ禍で地元に帰らないようにして半年空いてしまったり、帰省した時も会わずに帰ることもありました。でも、90代の祖父に残された時間には限りがあることや、目に見えて老化が進んでいくことを考え、今は話し合った上で会う選択をしています。コロナの影響で祖父の楽しみだったダンスやカラオケがなくなり外出しない生活に一変してしまったので、帰省した時にはリハビリがてらデートに誘っています。
──おじいさまとのデートはいつ頃から?
私が大学生の時からです。社会人になって東京に出てからも帰省のたびにデートしてるので、もう8年目くらいになりますね。デートは基本的に祖父におまかせプランで、公園の花をみたり、ボートに乗ったり、喫茶店に行ったり、祖父の好きなコーヒーを飲みにカフェに行ったりといろいろです。いつも「何かプレゼントしたい」と言ってくれるので、私のアクセサリー選びに付き合ってもらうこともあります。
──聞けば聞くほど素敵なおじいさまですね。ユナさんが小さい頃の特に印象的なおじいさまとのエピソードは?
祖父が大型犬を飼っていたのですが、右手で小学生だった私をソリに乗せ引っ張り、左手で大型犬を散歩させた光景が今でも思い出に残っているそうです。
──めちゃパワフルなお散歩(笑)。デートの時のおじいさまの服装は全部ご自身で選んでいらっしゃるのでしょうか。
コーディネートは祖父が自分で考えています。仕事人間ゆえに現役時代に作ったオーダーメイドのスーツがたくさんあるそうで、今もそれを着てるそうです。

──これまで、おじいさまに言われた言葉で印象的だったものを教えてください。
毎回デートの日の夜「今日も楽しかったね」「一生の思い出をありがとう」とメールを送ってくれるのですが、最近は「幸せになってね」が追記されてるので、祖父にはこのデートの終わりが見えているのかな〜と想像してなんだか切なくなります。
──それはグッときますね…。リプ欄に追記されていた「亡くなった私の父の背広を今日着て来てくれて『今日はパパの気持ちも背負って来てるからね』『3人でデートしよう』って言ってたおじじがきゅんでした」というツイートには涙が出てしまいました。おじいさまとユナさんのお父さまもいい関係でいらしたのでしょうか。
祖父は母の父親なので、私の父は義理の息子にあたります。出会いは、祖父の喫茶店で母が働いており、父はそこのお客さんだったんだそうです。祖父も父も会社経営者という共通点があり、仕事の相談やアドバイスをよくしていたそうです。父も人情深い人だったので、生前は祖父にマッサージチェアを買ったり一軒家の防犯対策をしたり雪掻きをしに行ったりと、とてもよく尽くしていました。2人きりでもよく会ってたそうなので良い関係だったように思います。

──本当によい関係だったことがうかがえます。この場を借りて、おじいさまにお伝えされたいことがあればぜひ。
ベッドで長い間過ごすより、死ぬ直前まで一緒に歩いて食べて話してデートできるように、どうか健康に長生きしてね。
──10万近くのいいねを集めて話題になりました。おじいさまのひと言をいただけますか?
「人に好感を持たれるのはやっぱり嬉しいね。10万人って想像も付かないけどね、ありがとう」

◇ ◇
リプ欄にもありましたが、心から「こんな風に歳を重ねたい」と思わせてくれる素晴らしいおじいさまですね。これからもユナさんのツイッターでは素敵なデート風景が報告されることでしょう。
とても若々しいおじいさまも使っているというスキンクリーム(全身使用可)は、都内の美容皮膚科に勤務するユナさんが看護師のお仲間と一緒に作ったものだそうです。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
▽CARE・TE・A(ケアテア)
https://project.official.ec/
取材・文/泡☆盛子
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