チケット即完!映画『国宝』ロケ地のキャバレーで「書店イベント」、約600人が熱狂「世界線が交わったり…」

9時間前

『うるせい本屋』ステージパフォーマンスの様子(Lmaga.jp撮影)

(写真18枚)

関西最大級の老舗キャバレー「グランドサロン十三」(大阪市淀川区)にて9月6日、「妄想のブックストア」がテーマのイベント『うるせい本屋』が開催された。

同イベントは昼と夜の部でおこなわれたが、前売り券は約300枚が完売。当日券も1時間以内に売り切れ「行きたかったー!」「すごい人気やね」「うそやーん」という声も多数挙がっていた。

『うるせい本屋』は開場前から行列に(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』は開場前から行列に(Lmaga.jp撮影)

■ 「喋る」本イベント、きっかけは?

同イベントは、約3000冊の本が並ぶ店長入れ替わり式の飲食店「週間マガリ」のオーナー・小西亮さんが発起人。約10年前にDJやインディーズバンドが出演するフェス「恋人恋人イナイイナイバー」をはじめ、昨年は閉館間際の「味園ユニバース」にて1日限定のビアガーデンを実施するなど、多彩なカルチャーが交わるイベントを企画している。

「週間マガリ」の店内(Lmaga.jp撮影)
「週間マガリ」の店内(Lmaga.jp撮影)

今回、会場は映画『国宝』のロケ地でもあるキャバレー「グランドサロン十三」。小西さんにイベントを始めた経緯を訊くと「8年前に『うるせい本屋』ていうブックカフェを作ろうとしていたのですが、諸事情で頓挫したことがあって。本を読むスペースは静かだけど、あえて騒げる書店を作りたかったので、喋るが前提のイベントにしてみました」。

「週間マガリ」のオーナー・小西亮さん(Lmaga.jp撮影)
「週間マガリ」のオーナー・小西亮さん(Lmaga.jp撮影)

「あと、ただの読者会にすると本好きしか集まらないかもしれないけど、なんでもありにしたら太宰治とちいかわの世界線が交わったり…ハロウィンの仮装部分が好きな本やモノになっているだけです」と笑顔で話した。

「グランドサロン十三」の外観(Lmaga.jp撮影)
「グランドサロン十三」の外観(Lmaga.jp撮影)

過去に何度か開催している同イベント。前売りチケットを買いに来るお客は「週間マガリ」の常連ばかりではなく9割が初見のお客だったとか。若者をはじめ、年配層のマダム、ギャルやDJなど老若男女さまざま。「普段キャバレーに入りにくい人たちも買いに来ているかもしれませんね」と小西さん。実際のイベントの様子は?

■ 約600人が飛び道具を持参、会場内はパンパンに

「ファービー人形かわいくて〜」と女性3人で盛り上がる様子も(Lmaga.jp撮影)
「ファービー人形かわいくて〜」と女性3人で盛り上がる様子も(Lmaga.jp撮影)

会場に入ると、案内スタッフに最初に座る席に案内され、相席した人たちと、自分が飛び道具として持ってきた好きなものを語るタイムがスタートする。その後は好きに席を移動することができる。

たまたま同じ本を『うるせい本屋』に持参していたお兄さんたち(Lmaga.jp撮影)
たまたま同じ本を『うるせい本屋』に持参していたお兄さんたち(Lmaga.jp撮影)

当日は小説や写真集、哲学書、ZINEなど本を片手に持つ人が多かったが、なかには「旅行にいくときは必ず連れて行きます」というファービー人形をはじめ、「最近めっちゃ癒やされてて」とたまごっちを持参している人、そして「ONE OK ROCKが好きなんです」とバンドTシャツを身に付けている人もいた。

『うるせい本屋』に一緒に来ていた男女はたまごっち&カメラ好き(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』に一緒に来ていた男女はたまごっち&カメラ好き(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』に来ていた『ガロ』とタローマンが好きなお姉さん2人(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』に来ていた『ガロ』とタローマンが好きなお姉さん2人(Lmaga.jp撮影)

また、3人組マダムに話を聞くと「インスタグラムでイベント情報を知って…普段、キャバレーに女性だけで入りにくいでしょ?」とキラキラ空間での会話を楽しんでいる様子だった。

初対面の3人。「ひと目惚れしました」というZINEや動物イラスト集などで盛り上がっていた(Lmaga.jp撮影)
初対面の3人。「ひと目惚れしました」というZINEや動物イラスト集などで盛り上がっていた(Lmaga.jp撮影)

さらに普段「週間マガリ」で1日店長をしている個性派ショップも。「怪談本屋」「映画の話したすぎる本屋」「ジャケ買い本屋」「マッスル本屋」「大人のシール手帳本屋」「どしたん話きこか?本屋」にも多くの人が集まっていた。

「週間マガリ」で1日店長をしている個性派ショップも会場に(Lmaga.jp撮影)
「週間マガリ」で1日店長をしている個性派ショップも会場に(Lmaga.jp撮影)

そのほか会場ステージでは、マイケル・ジャクソンのそっくりさん「マイケル・ジャクトン」によるダンスパフォーマンスをはじめ、怪談企画、モノマネカラオケ大会などが実施され、会場は22時頃まで大盛り上がりに。

『うるせい本屋』ステージパフォーマンスの様子(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』ステージパフォーマンスの様子(Lmaga.jp撮影)

自分の好きなことを夢中になって語る人、ステージ演出に釘付けの人、キャバレーの雰囲気の中で飲食を楽しんだり、写真を撮る人、各々が自分の好きな時間を過ごす様子が印象的だった。「SNSでなんでもできる時代」だからこそ自分の好きをオフラインで発信できる場は現代において貴重なのかもしれない。

『うるせい本屋』ステージパフォーマンスにはマイケル・ジャクソンのそっくりさん「マイケル・ジャクトン」も登場(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』ステージパフォーマンスにはマイケル・ジャクソンのそっくりさん「マイケル・ジャクトン」も登場(Lmaga.jp撮影)

「週間マガリ」は今後も不定期でイベントを開催予定。ほか詳細は公式サイトにて。

『うるせい本屋』会場の様子(Lmaga.jp撮影)
『うるせい本屋』会場の様子(Lmaga.jp撮影)

取材・文・写真/Lmaga.jp編集室

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