本町駅にあふれる数百の“ありがとう“…ミャクミャクステーション展示終了、駅社員「感無量」

4時間前

多くの人たちが別れを惜しみに来ていた『本町ミャクミャクステーション』(4月29日15時ごろ撮影)

(写真15枚)

「万博が閉幕しても、楽しませてくれてありがとう」──。Osaka Metro(大阪メトロ)御堂筋線・本町駅の『本町ミャクミャクステーション』が5月1日午前、撤収された。終了を知らせるポスターの周辺には、ファンの感謝の思いをつづった付箋が自然発生的に数百通貼られ、感動的なフィナーレを迎えた。

■ 駅員発案で誕生、ぬいぐるみ50体「小さな万博」

同所ではもともと電車の運転台を模した展示がおこなわれていたが、万博に向かう乗客の利用が多い駅という特性から、「ワクワクした気持ちで会場へ向かってもらえないか」との駅員の発案で、2025年7月に『本町ミャクミャクステーション』が始まった。

(左から)8月5日撮影した「本町ミャクミャクステーション」。8月25日、海外パビリオンの仲間が増えてきた。8月30日、さらに増えていく仲間たち(写真提供:Osaka Metro)
(左から)8月5日撮影した「本町ミャクミャクステーション」。8月25日、海外パビリオンの仲間が増えてきた。8月30日、さらに増えていく仲間たち(写真提供:Osaka Metro)

さまざまな種類のミャクミャクなど、駅員が個人的に収集したものに加え、海外パビリオン関係者から寄付されたものなど約50体のぬいぐるみを展示し、「小さな万博」とも呼べる空間を形成。非公式の“常設展示”ながらSNSで話題が広がり、万博ファンの間で知られるスポットとなっていた。

記念撮影をするファン(4月30日15時ごろ撮影)
記念撮影をするファン(4月30日15時ごろ撮影)

■ 柱を埋めたメッセージは、海外からも

展示は当初4月29日までとしていたものの、1日延長。ポスター付近に貼られた付箋やメモは、展示終了間際の29日には柱からあふれるほどに増え、30日には一部が近くの緑色のボードへ移された。

『本町ミャクミャクステーション』の近くのボードに一部メッセージが移設された(4月30日15時ごろ撮影)
『本町ミャクミャクステーション』の近くのボードに一部メッセージが移設された(4月30日15時ごろ撮影)

メッセージには「感謝状」のほか、写真付きのものや中国語で書かれた海外ファンからの言葉も並んだ。誰かが付箋やペン、セロハンテープを置いたことをきっかけに、メッセージを書き残す人がさらに増えたという。

海外ファンからのメッセージも(4月30日15時ごろ撮影)
海外ファンからのメッセージも(4月30日15時ごろ撮影)

■ 初めての反響に、駅社員一同「感無量です」

このような反響は、「今回が初めて」だというOsaka Metro。ポスター付近に寄せられたメッセージについて、本町駅社員一同として、Lmaga.jpの取材に対し、次のようにコメントしてくれた。

感謝のメッセージを書く人たち(4月29日15時ごろ撮影)
感謝のメッセージを書く人たち(4月29日15時ごろ撮影)

「若い係員の発案により始めた小さな取り組みに200件を超える温かいお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。中には、小さなお子さまが書いてくださったイラストや、遠方よりお越しのお客さまからのお言葉、さらには感謝状まで頂戴し、感無量でございます。こうした温かいお言葉を数多く頂戴し、社員一同、胸を熱くしております」

メッセージで埋まる柱(4月30日15時ごろ撮影)
メッセージで埋まる柱(4月30日15時ごろ撮影)

■ ぬいぐるみたちは今後どこに行く?

なお、ぬいぐるみの今後の取り扱いについては「担当者の私物については順次持ち帰る予定。その他の寄付されたもの等の取り扱いについては現状未定」とし、再展示についても「現時点で予定はございません」としている。

柱のメッセージは一部そのままに(5月1日17時半ごろ撮影)
ついに終了した『本町ミャクミャクステーション』。柱のメッセージは一部そのままに(5月1日17時半ごろ撮影)

本町駅の一角に生まれた“小さな万博”は、人々の記憶の中で、これからも灯り続ける。

取材・文・写真/西部マキコ

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