万博で“仕事の鉱脈”を見つけた…レイザーラモンRG「この芸なら、世界へと羽ばたける」

5時間前

「万博記念公園」を訪れたレイザーラモンRG(2026年4月13日・Lmaga.jp撮影)

(写真11枚)

2025年、『大阪・関西万博』で異彩を放っていた「よしもとwaraii miraii館」内のイベント「盆踊りのアシタ」。盆踊りにカラオケやダンスを融合させた新たなエンタメ、通称「カラオケ盆踊り(万博盆踊り)」は、閉幕後も形を変えて残り続けている。

なかでも同イベントの常連MCで「盆踊り神4」と呼ばれていた吉本芸人の1人、レイザーラモンRGは、なんとオリジナル盆踊りソング『あいわずぼーんとぅ盆踊り』をリリース。そして同曲を引っ提げたイベントの開催まで発表した。

オリジナル楽曲『あいわずぼーんとぅ盆踊り』
藤崎マーケットトキも参加している、オリジナル楽曲『あいわずぼーんとぅ盆踊り』

「カラオケ盆踊り」の火を絶やさぬよう、精力的に活動するRG。その熱意はどこから来るのか。「万博記念公園」(大阪府吹田市)を訪れたRGに同行し、話を聞いた。

■ 万博盆踊りの動画を目にし、「俺しかいない」と確信

この日は4月13日。1年前、『大阪・関西万博』が華々しく開幕した日だ。夢洲の会場で、毎日何人もの来場者を迎え入れてきたミャクミャク像のかたわらに立ったRGは、拝むように手を合わせていた。

「万博記念公園」のミャクミャク像に『あいわずぼーんとぅ盆踊り』のリリースを伝えるレイザーラモンRG(4月13日・Lmaga.jp撮影)
ミャクミャク像に『あいわずぼーんとぅ盆踊り』のリリースを伝えるレイザーラモンRG(4月13日/万博記念公園)

万博をきっかけにどっぷりと盆踊りの世界に浸かることになったRGだが、以前から「カラオケ盆踊り」界隈の盛り上がりを目にし、興味を持っていたという。そんな背景もあり、開幕当初から「早く(盆踊りの)スケジュールを入れてくれ!」と事務所に頼んでいたそう。

その頃、「イタリア館のジローラモ」と呼ばれる名物スタッフがレディオヘッドの『Creep』を歌うのに合わせダンサーたちが踊る動画をSNS上で目にし、「うわあ、もうこんなんめっちゃしたいわ、洋楽も歌っていいなぁ、って。俺しかいない、という気持ちでした」と、カラオケ盆踊りへの思いを募らせたという。

「よしもと waraii myraii館」の「アシタ広場」。芝生エリアで鑑賞する人々も多数(7月7日/大阪・関西万博)
「よしもと waraii myraii館」の「アシタ広場」。芝生エリアで鑑賞する人々も多数(2025年7月7日/大阪・関西万博/Lmaga.jp撮影)

始まってからしばらくは閑古鳥が鳴いていたが、レイザーラモン&藤崎マーケットの「神4」やギャロップ、スマイルといった実力派中堅芸人たちの活躍をきっかけに、カラオケ盆踊りは日に日に盛り上がりを増していく。

レイザーラモンRGの『LOVE YOU ONLY』(TOKIO)はフェスさながらの盛り上がりに(7月7日/大阪・関西万博)
レイザーラモンRGの『LOVE YOU ONLY』(TOKIO)はフェスさながらの盛り上がりに(2025年7月7日/大阪・関西万博/Lmaga.jp撮影)

その黎明期についてRGは、「やっぱり中堅が『こうすれば盛り上がる』というやり方をどんどん学習していったって感じですね。あの場って、“お笑いファンから人気の芸人”だから人が集まるわけでもないんですよ。ある程度知名度があって、でも、スターすぎない。機動力もあって知名度もある、我々がちょうどよかったんだと思います。そう考えたら、万博のあの会場って相当ニッチな場だったのかもしれない」と分析。

「盆踊り神4」
レイザーラモン、藤崎マーケットの「盆踊り神4」

ちなみに「神4」もRG自らが命名したそう。「この2組の回はよく盛り上がるなということで、2組が同じ回に揃うよう調整してもらうことに。ようやく8月に実現することになって、『神4揃います!』と告知をしたんです」と裏話を明かし、そのセルフプロデュース力に改めて驚かされる。

『あるあるライライ We Are The World 盆踊り』の様子(8月31日・大阪城公園)
盆踊り神4は万博会場を飛び出し、大阪城公園でも活躍。大阪グルメEXPOでおこなわれた『あるあるライライ We Are The World 盆踊り』の様子(2025年8月31日・大阪城公園/Lmaga.jp撮影)

■「世界に羽ばたいていく、その中心にこの曲がある」

常に飄々とした雰囲気のRGだが、『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)の万博振り返り特集では、思わず涙してしまう瞬間もあった。

「あれは急に涙が出てしまって、自分でも驚きました。万博最終日に、ずっと前から担当してくれているスタッフの方が『いろいろ大変だったけど、万博盆踊りのおかげで楽しかったです』と泣いていたのを思い出して・・・」と、照れくさそうに振り返ったRG。

「万博記念公園」で『大阪・関西万博』を回顧するレイザーラモンRG(4月13日・Lmaga.jp撮影)
『大阪・関西万博』を回顧するレイザーラモンRG(2026年4月13日・Lmaga.jp撮影)

「コブクロさんの『この地球の続きを』(万博テーマソング)も、本当に何度も何度も聴いてきて、慣れたはずなんですけど。その時、『100年前に 笑われてた 誰かの夢が 今を動かしてる』という部分を思い出して、ウッてなって。これやん、今やってることやんって」と、熱い思いを吐露した。

「盆踊りのアシタ」のフィナーレ、観客でいっぱいの様子(10月13日/大阪・関西万博)
『大阪・関西万博』最終日はもちろん「盆踊り神4」がステージに。観客でいっぱいのフィナーレの様子(2025年10月13日/大阪・関西万博/Lmaga.jp撮影)

誰かが好きな曲を熱唱し、その曲に合わせてまた誰かが踊りたいように踊る・・・。そんなカラオケ盆踊りの自由な姿に、RGは「鉱脈を見つけた」気分だったという。

万博では時に海外からの来場者も楽しそうに踊る姿が見られたが、「『あるある』っていう芸をずっとやっていますけど、どうしても海外に向けて、というのがちょっと難しくて・・・。ニュアンスが伝わらないっていうか。そこを『カラオケ盆踊り』が飛び越えてくれそうな気がします」と、可能性を語った。

「万博盆踊り」の可能性を力強く語るレイザーラモンRG(4月13日/万博記念公園/Lmaga.jp撮影)
「カラオケ盆踊り」の可能性を力強く語るレイザーラモンRG(2026年4月13日/Lmaga.jp撮影)

そして新曲『あいわずぼーんとぅ盆踊り』を手に、ゆくゆくは「ピラミッド盆踊り」や「エッフェル塔盆踊り」といったワールドワイドな盆踊りも狙っていきたいと壮大な夢を語ったRG。

「どこで見つかったん!?みたいな、そういう広がり方になったら面白いなって。そこから世界に羽ばたいていく、その中心にこの曲があると思ってます」と、新たなステージへの期待を見せた。

レイザーラモンRGが魂を込めて、自ら歌詞を手がけた渾身の一曲

取材・文/つちだ四郎

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