まもなく北陸新幹線延伸開業2周年!関西人も気になる小松ってどんな街?

2026.1.30 07:15

小松駅から徒歩約5分の場所にある「きょうを、ソフトに 」の加賀棒茶とミックスソフトクリーム

(写真16枚)

2024年3月に北陸新幹線の金沢〜敦賀間延伸からまもなく2年。大阪駅からサンダーバードと北陸新幹線を利用で約2時間15分で到着する小松に注目。小松駅東側には世界最大級のダンプやショベルが立ち、歌舞伎『勧進帳』の舞台がある町として広く知られている。さらには、その周辺にはどんな魅力があるのかを調査。すると、そこには歴史を継承しつつさまざなま形で小松の魅力を伝える人たちがいた!

■小松駅から歩いて名店を発見!

北陸新幹線小松駅を降りると、まずは西側の昭和の風情漂う町を歩くのが面白い。小松の町は、加賀藩2代藩主・前田利常が隠居城として小松城を整備し、城下町を形成し、文化・芸術を奨励してきたことで、現在のものづくり文化が築かれた。そんな精神を受け継ぐ店が市内には点在している。

通常サイズのほかに、りとるサイズもあり、お土産に最適
通常サイズのほかに、りとるサイズもあり、お土産に最適

戦後すぐの昭和23年に創業した菓子店「加賀菓子処 御朱印」。看板商品の「御朱印」は卵の黄身餡を包んだチョコレート饅頭で、和菓子とも洋菓子ともいえる味わいで、小松市はもちろん、石川県で広く愛されている。2025年11月にはゴディバとのコラボ商品を発売したことでも話題に(2月頃から伊勢丹を中心に追加販売予定)。ほかにも、四季折々の和菓子を作る。

小松駅から徒歩約5分、こまつ曳山交流館みよっさの前に位置する
小松駅から徒歩約5分、こまつ曳山交流館みよっさの前に位置する
試行錯誤を繰り返し、和菓子の新たな挑戦をする代表の半田雅彦さん夫妻
試行錯誤を繰り返し、和菓子の新たな挑戦をする代表の半田雅彦さん夫妻
「きょうを、ソフトに 」の加賀棒茶とミックスソフトクリーム。通常サイズ650円
「きょうを、ソフトに 」の加賀棒茶とミックスソフトクリーム。通常サイズ650円

「小松の町家で店をやりたかった」と、小松を愛する金田奈津代さんが営むのが、「こまつ町家文庫」とその隣に2025年にオープンしたソフトクリーム専門店「きょうを、ソフトに」。「こまつ町家文庫」では、約5000冊の古本が店内で読め、ドリンクとともに古い町家の雰囲気を感じながら思い思いに過ごすことができる。「きょうを、ソフトに」は、地元の豆乳や米麹の甘酒を使った豆乳ソフトクリーム専門店で、低カロリー、低糖質、食物アレルギーがある方も安心。季節のフルーツや自家製きな粉&黒蜜などのトッピングをすることも。

古本カフェの「こまつ町家文庫」では、文学に浸りながらカフェメニューを楽しめる
古本カフェの「こまつ町家文庫」では、文学に浸りながらカフェメニューを楽しめる
「こまつ町家文庫」で販売する「世界文学ジャム全集」は、名作のタイトルから命名した商品名がユニークで、地元の食材を中心に作られている
「こまつ町家文庫」で販売する「世界文学ジャム全集」は、名作のタイトルから命名した商品名がユニークで、地元の食材を中心に作られている

駅周辺には、ほかにも老舗茶舗や中華料理店、寿司店、クラフトビール醸造所など、さまざまな店が密集しているので、昔ながらの風情を感じながら、気になる店を歩いて探してみたい。朝・昼・晩と表情が違うのも面白い。

■料亭文化にふれてみる

前田利常が茶の湯文化を奨励し、町衆に根付いたことが、現在に息づく料亭文化を築き上げた。その歴史を受け継ぐべく、北陸新幹線開業を契機に結成されたのが、小松市の料理店などの若女将で結成された「小珠の和」だ。地域の魅力、食、文化を知るなら、まずは料亭で食事をして、女将たちの話を聞いてみて。

九谷焼の美しさを引き立てる盛り付け。使ってこそ映える九谷焼に魅了される
九谷焼の美しさを引き立てる盛り付け。使ってこそ映える九谷焼に魅了される

昭和38年創業の和食料理店「日本料理 梶助」は、2020年にモダンな店内に大幅にリニューアル。地元小松市の食材を中心に、旬の山海の幸を九谷焼の器に盛り付けて提供する。人間国宝から若手作家までの九谷焼の作風や特徴について、女将の梶 あい子さんによる丁寧な説明もあり、小松の文化度の高さに引き込まれる。昼御膳3025円〜。

小松市の九谷焼作家の酒器を選んで銘酒をいただける
小松市の九谷焼作家の酒器を選んで銘酒をいただける
3代目代表の梶 太郎さんと女将・梶 あい子さん
3代目代表の梶 太郎さんと女将・梶 あい子さん
食べるのも惜しまれるかわいらしい盛り付けの季節の焼八寸。写真は秋刀魚棒寿司やかます酒盗焼など
食べるのも惜しまれるかわいらしい盛り付けの季節の焼八寸。写真は秋刀魚棒寿司やかます酒盗焼など

和風建築の中で、中庭を眺めながら日本料理を堪能できる「和餐 伸」。今後も成長を続けて行きたいとの願いが店名に込められている。ゆったりとした和室があり、特別な会食に最適。地元の食材を使った料理はもちろん、盛り付けが定評で、一品一品運ばれるごとに感動の連続。コースの〆には旬の食材がたっぷり入った釜焚きご飯が一人用の釜で提供されるのもうれしい。伸コース7260円。

四季折々に変わる日本庭園を存分に楽しめる個室も
四季折々に変わる日本庭園を存分に楽しめる個室も
代表の釜井伸也さんと、大阪出身の女将・釜井田江さん
代表の釜井伸也さんと、大阪出身の女将・釜井田江さん

■ここでしかできない貴重な体験を!

弥生時代からの石材と前田家の文化政策が融合しさまざまな産業・ものづくりが発展した小松。現在も石材・繊維・焼き物・鉄工などの多くの職人がおり、見学・体験などを通年で行っているところも。毎年秋には「GEMBAモノヅクリエキスポ」が開催され、小松市内の工房・工場などが一斉公開される。

酢馬さんが作った鉄のフライパン。調理が上手くなる、料理がおいしくなる魔法のフライパンだとか
酢馬さんが作った鉄のフライパン。調理が上手くなる、料理がおいしくなる魔法のフライパンだとか

強さ、優しさ、高級感などさまざまな表情を鉄で造り出す「IRON WORKS KORU」。鉄職人・酢馬慶太さんが、鉄を素材に看板デザインや什器など、不可能なオーダーも可能に。また、世界に一つのフライパン作り体験を実施し、キャンプなどにもってこいの自分好みの鉄のフライパンを、酢馬さんの指導で作ることができる。20000円〜。

鉄を熱し、力強く叩いて酢馬さんと一体となって約2時間かけてフライパンを作る。女性の体験も多いそう
鉄を熱し、力強く叩いて酢馬さんと一体となって約2時間かけてフライパンを作る。女性の体験も多いそう
手切り溶断でしかできないようなうねりある文字など、酢馬さんならではのデザインの製品を多く手掛ける
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