日本縦断! OMOろい旅 in 北海道・小樽【OMO by 星野リゾート×Meets】[PR]

10時間前

街の象徴である小樽運河。夕暮れ時には散策路に設置されたガス灯と共に運河沿いの歴史的建造物がライトアップされ、より一層幻想的に

(写真32枚)

“テンションあがる「街ナカ」ホテル”でお馴染み「OMO by 星野リゾート」と雑誌『Meets Regional』がタッグを組み、ディープな街情報をお届け。今回は北海道・小樽へ!


案内人:OMOレンジャー 高橋みゆきさん
大正ロマン漂う着こなしがよく似合う生粋の小樽人。落ち着いた物腰で、しっとりとした大人旅をアテンド。アパレル出身&ワイン党。


新たな時を刻む小樽を、街歩きしながら再発見。

レトロやノスタルジックという言葉がしっくりくる港町・小樽。北海道一の貿易拠点として栄えたこの街の中心に立つのが、[OMO5小樽 by 星野リゾート]。

市指定歴史的建造物である旧小樽商工会議所をリノベーションしていて、泊まること自体が街の歴史に触れる体験なのだ。コンセプトは、文明開花の面影を今に伝える“ソーラン、目覚めの港町”。周辺には関西の街を彩る巨匠たちによる名建築が点在。歩くだけで心が弾む。

とはいえ、小樽の魅力を地元目線で味わうならOMOレンジャーに頼りたい。街を知り尽くしたスタッフがガイドする街歩きツアーは、「朝市で勝手にお節介丼ツアー」「朝の堺町通りさんぽ」など2種類。さらに冬限定の「小樽運河こたつクルージング」(土・日・祝開催)は、雪とガス灯による幻想的な夜景を堪能できる。

夜はレトロな街並みを抜けてディープなエリアへ。実際に歩けば街も人も、老舗の活気と若い世代の感性が交わり、面白い動きが続々。訪れる前は“昔栄えた港町”だと想像していたが、今も時を刻む“目覚めの港町”だった。


時が戻ったような旅体験を。
OMO5小樽 by 星野リゾート

石造りの階段を筆頭に、館内はどの角度から眺めても絵になるスポットばかり。
石造りの階段を筆頭に、館内はどの角度から眺めても絵になるスポットばかり

“北のウォール街〞と呼ばれる旧金融街に2022年に開業。南館と北館が併設し、南館は旧小樽商工会議所の建物を活用。重厚感ある石造りの階段やシャンデリアの他、窓や扉、家具などを随所に配し、一歩踏み込むだけで往時へタイムトリップしたような趣ある空間に。

会頭室をリノベした開放的なデラックスルームは2部屋。
会頭室をリノベした開放的なデラックスルームは2部屋
フロントを備える北館1階の「OMOベース」。
フロントを備える北館1階の「OMOベース」

大会議室を改装した3階は朝食会場にもなるOMOカフェ&バルで、毎夜20〜23時には「灯る小樽ナイトラウンジ」として変身。街でも館内でも小樽旅をサポート。

「灯る小樽ナイトラウンジ」は、小樽の老舗ガラスブランド[北一硝子]製オイルランプの灯りとアンティークオルゴールの音色が織りなす空間で、特製フード&ドリンクをいただける。
「灯る小樽ナイトラウンジ」は、小樽の老舗ガラスブランド[北一硝子]製オイルランプの灯りとアンティークオルゴールの音色が織りなす空間で、特製フード&ドリンクをいただける
小樽の味覚を生かしたおつまみ3種類+ドリンク付きのおたる満喫プレート1,650円。
小樽の味覚を生かしたおつまみ3種類+ドリンク付きのおたる満喫プレート1,650円
「旧小樽商工会議所を活用!館内の至るところにまでロマンが溢れています。」(OMOレンジャー 高橋みゆきさん)
「旧小樽商工会議所を活用!館内の至るところにまでロマンが溢れています」(OMOレンジャー 高橋みゆきさん)

風土が醸す、幸せのワイン。
オサワイナリー

バーでは、「香りがよく食事を引き立てる」フラッグシップの白『OTARUVALLEY』の飲み比べセット1,800円などが楽しめる。
バーでは、「香りがよく食事を引き立てる」フラッグシップの白『OTARUVALLEY』の飲み比べセット1,800円などが楽しめる

[OMO5小樽]から徒歩すぐ、石蔵をリノベした小さなワイナリー。ソムリエの長夫妻が暮らしを豊かにする〝幸せのワイン〞を求めて地域に自社畑も構え、栽培から醸造までを行う。

「オサワイナリー」外観
「オサワイナリー」外観
白の他、ロゼや泡、暮らしのグッズも販売。
白の他、ロゼや泡、暮らしのグッズも販売。

「その風土の香りや味をブドウが教えてくれる」と、海の幸や和食に寄り添う白ワインが主役。2階の試飲バー&ショップは、秋の収穫期を除く土曜限定。小樽発祥の品種「旅路」を醸す『tabi』のほのかに立つ潮の香りに、これがテロワールか…! と思わず感嘆する。

「ラベルや名前も
とっても個性豊か。
眺めているだけで
ワクワクできます。」(高橋さん)
「ラベルや名前もとっても個性豊か。眺めているだけでワクワクできます」(高橋さん)

港町の人情を守り継ぐ老舗。
がつや しまざき

四代目の嶋崎幸恵さん。
四代目の嶋崎幸恵さん

昭和10年創業の海鮮炉端焼き店。渋い佇まいから「紹介制って噂が流れてるけど、違うの」と笑う四代目の嶋崎幸恵さん。魚をさばき、焼き台を見守り、お酒を作りつつ会話も弾ませる姿は、まるで千手観音のよう。

毎朝漁師の船まで直接買い付けに行く、紅ズワイガニ炭火焼4,000円は入荷次第で提供。甲羅に熱燗を注いで飲む人も。
毎朝漁師の船まで直接買い付けに行く、紅ズワイガニ炭火焼4,000円は入荷次第で提供。甲羅に熱燗を注いで飲む人も
店名の[がつや]は串焼き店時代にガツが看板だった名残。その秘伝ダレでいただく後志産豚ロースチャップ焼2,000円。
店名の[がつや]は串焼き店時代にガツが看板だった名残。その秘伝ダレでいただく後志産豚ロースチャップ焼2,000円

名物の紅ズワイガニ焼きや豚ロースチャップ焼きの他、蒸しウニ、高級魚の八角味噌焼きなど、酒飲みの血が騒ぐ皿揃い。女将と常連客が生むコの字カウンターの一体感も心地よく、ここを旅の目的地にする人が多いのも大いに納得。

がつや しまざき
住所:北海道小樽市稲穂2-14-2
電話:0134-25-6685 
17:30〜21:30閉店
日曜休&不定休

「小樽といえば海鮮! 地元で愛される 情緒ある雰囲気も 旅のご馳走です。」(高橋さん)
「小樽といえば海鮮! 地元で愛される 情緒ある雰囲気も 旅のご馳走です」(高橋さん)

\さらに!/OMOろい小樽。

小樽グルメの面白さはパイオニア精神にあり。

北海道が食の宝庫であることは誰もが知るところ。中でも小樽グルメの個性豊かさは、開拓時代から受け継がれるパイオニア精神で満ちていた。「良いものは新しいものでも素直に受け入れる。街も人もおおらかなんです」とOMOレンジャーの高橋さん。

確かに街では、焼肉のタレをスープとして味わう独自文化など、その発想は実にユニーク。鮨店ばかりが軒を連ねる「寿司屋通り」があるほど正統鮨が多いと思いきや、地元の人も創作鮨を楽しむ寛容さが根付く。

一方で、かつてニシン漁の倉庫だった石蔵をリノベしたワイナリーやカフェバル、これまでになかった若手シェフによる洋食店など、新たな挑戦も生まれている。さらに小樽はビールや日本酒の醸造場もある他、隣町・余市はジャパニーズウイスキー発祥の地。酒飲みにとって最高過ぎる街だったことも記しておきたい。

 旅の途中、「せっかくなら初雪が見たい」と冗談半分で話していたら、なんと最終日の朝に粉雪がはらり。移住者たちの「初めてこの街に来た時、不思議と歓迎されたような気がしたんです」との言葉を最後に思い出した。


〝鮨の街〞で体験する新世界。
鮨処 まえだ

艶やかな季節の握り10貫5,500円。特にユズ×ブラックペッパーで味わうカンパチは、鮨の概念が変わる旨さ。磯の風味豊かな生ホッキ貝、カニなどはそのままで。
艶やかな季節の握り10貫5,500円。特にユズ×ブラックペッパーで味わうカンパチは、鮨の概念が変わる旨さ。磯の風味豊かな生ホッキ貝、カニなどはそのままで


「鮨どころだからこそ、ひと味違う鮨を」と語るのは、地元の名店[伊勢鮨]が営む小樽駅構内の立ち食い鮨店で腕を振るった店主。道産中心の旬ネタに濃度高めのツメだけでなく、調味料や珍味で創意工夫を凝らした一貫は、食べるたびに驚きの連続だ。

ネタケースには北海道ならではの珍味も並ぶ。
ネタケースには北海道ならではの珍味も並ぶ
店主・前田豊明さん&奥様の由美さん。
店主・前田豊明さん&奥様の由美さん

場所は、[小樽サンモール一番街]内の[おたる屋台村 ろまん横丁]最奥。カウンター8席のみだが、横丁内はフードコート仕様なので他のテーブルからも注文可。シャリ切れ次第終了。

ひとり客には、小ぶりサイズで提供してくれる。
ひとり客には、小ぶりサイズで提供してくれる
カンパチのカマ焼き1,500円〜。
カンパチのカマ焼き1,500円〜

1軒目&はしご酒のシメでも!華麗な握り技にも見惚れます。


先人の知恵と美学が滲む。
小樽焼肉 三四郎 本店

オーナー家族と若きスタッフによる陽気な接客も人気の理由。
オーナー家族と若きスタッフによる陽気な接客も人気の理由

絶対体験したかった「焼肉タレスープ」という小樽独自の文化。焼肉後の余ったタレを昆布ダシで割って味わうシメの楽しみ方は、初代が〝もったいない精神〞から蕎麦湯をヒントに考案。看板のホルモンは、毎朝食肉処理場から直送の新鮮なものを、その日のうちにお客に提供。

シメは名物タレスープ!
シメは名物タレスープ!
こちらのホルモン495円は臭みがなく純白ゆえ、よく焼き不要でくるんと丸まったら食べ頃。その旨みが滲み出た醤油ベースのタレスープが五臓六腑にじわりと沁みる。
こちらのホルモン495円は臭みがなく純白ゆえ、よく焼き不要でくるんと丸まったら食べ頃。その旨みが滲み出た醤油ベースのタレスープが五臓六腑にじわりと沁みる

昭和30年の創業時から家族で守り継ぐ店内は、常連客と観光客が入り混じり、日々賑やかに盛り上がる。平日の21時以降が狙い目。

オーナー家族と若きスタッフ
オーナー家族と若きスタッフ

焼肉タレスープ発祥の名店!私も20数年以上通っています。


洋食のDNAを街に繋ぐ新星。
洋食木下

ワインが進む前菜7〜8品の盛り合わせ1人前1,300円(写真は2人前)。
ワインが進む前菜7〜8品の盛り合わせ1人前1,300円(写真は2人前)

個人店がポツポツ増えている飲み屋街の路地裏に2022年オープン。ランチは正統派オムライスと欧風チキンカレー、夜は加えて前菜や季節皿、メイン料理で魅了する。

店主・木下和大さん
店主・木下和大さん
「洋食木下」外観
「洋食木下」外観

「こだわりなんてそんな…」と店主・木下和大さんは謙遜するが、フレンチシェフが営むカフェで料理の基礎を習得した。7日間要するデミグラスソースはフォン・ド・ヴォーから手作り。洋食に捉われない調味料遣いも秀逸。港町の洋食文化に新しい風が吹いていると評判だ。

一番人気はオムライス。自家製ケチャップもあるが、まずはデミグラス1,300円を。前菜とメイン、オムライスなどが楽しめるランチコースは予約限定。
一番人気はオムライス。自家製ケチャップもあるが、まずはデミグラス1,300円を。前菜とメイン、オムライスなどが楽しめるランチコースは予約限定

ディープな花園エリアの素敵なお店へもぜひどうぞ。


これからの小樽を石蔵から発信。
石と鉄 STONE and IRON

店名[石と鉄]には、街の象徴である石蔵と鉄道の意味も。
店名[石と鉄]には、街の象徴である石蔵と鉄道の意味も

小樽育ちの店主・中源博幸さんは、東京や海外で料理人&バリスタを経験。再び地元へ戻り、「レトロやノスタルジックだけじゃない小樽の未来もあるべき」と、築100年超の小樽軟石の石蔵をリノベーション。鉄のカウンターが映えるインダストリアルな空間で、地産地消の食体験ができる。

中源さん自ら一羽まるまるさばいて仕込む、小樽地鶏グリーンカレー(サラダ&ドリンク付)1,650円。
中源さん自ら一羽まるまるさばいて仕込む、小樽地鶏グリーンカレー(サラダ&ドリンク付)1,650円
パリもちのスモークサーモンとほうれん草のガレット(ドリンク付き)1,750円。
パリもちのスモークサーモンとほうれん草のガレット(ドリンク付き)1,750円

小樽地鶏のグリーンカレー、後志産蕎麦粉と天然水で焼くガレットの他、小樽など道産のお酒も種類豊富。併設する一棟貸しの宿では、思う存分に石蔵の魅力に浸れる。

地元食材の料理で乾杯できる、ありそうでなかったカフェバーです。

取材・文/川嶋亜樹 写真/佐藤寛人
提供:OMO5小樽 by 星野リゾート

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