次の大河「豊臣兄弟!」京都の聖地巡り、半日のウォーキング企画

6時間前

山崎の合戦「古戦場跡」でホラ貝体験

(写真4枚)

仲野太賀が豊臣秀吉の弟・豊臣秀長役で主演する、2026年1月放送開始の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)。秀長の視点から、秀吉の天下統一を描いていくこのドラマを前に、京都府乙訓エリア(向日市、長岡京市、大山崎町)にある、秀吉関連の史跡をめぐる体感型歴史探訪『豊臣家興亡の歴史舞台を歩く』が、9月14日に開催される。

このイベントを主催するのは、「本能寺の変」の明智光秀軍のルートを実際に夜通し歩くなどの、ユニークな歴史企画を数多く主催する「京都乙訓ふるさと歴史研究会」。今回は秀吉が光秀を破り、天下取りの大きな一歩とした「山崎の合戦」の主戦場跡や、秀長の死後に起こり、豊臣家衰退の原因となった「朝鮮出兵」にまつわる場所を、半日かけて歩いて回るという。

光秀最後の城「勝竜寺城公園」(勝龍寺城跡)
光秀最後の城「勝竜寺城公園」(勝龍寺城跡)

ツアーのはじまりはJR山崎駅からで、クリスチャン大名で知られる高山右近の進軍ルートに沿って、「大山崎歴史資料館」などを見学しながら、「山崎の合戦」の古戦場跡へ。ここでは模擬ほら貝の体験もできるので、さらに戦場気分が高まりそう。

後半は光秀の本陣と伝わる場所をめぐったり、秀吉と縁の深い「向日神社」参拝や紙芝居「太閤唐入り」で朝鮮出兵の理解を深めて、JR向日町駅まで10キロ以上の道のりを踏破していく。

紙芝居「太閤唐入り」表紙
紙芝居「太閤唐入り」表紙

研究会会長の中西昌史さんは、「『豊臣兄弟!』をにらんで、広く京都乙訓地域が豊臣家の興亡に深く関わっていることを知っていただこうという企画です。豊臣家興亡の歴史舞台として、主なところはもちろん、マニアックな場所やエピソードも満載のウォーキングです」とアピール。

教科書では教えられない豊臣兄弟の歴史を知ると、あと4カ月ではじまるドラマの方もより楽しく見られるはず。歴史も歩くのも好きな人は、ぜひ参加してみよう。

時間は9時~16時(予定)で、10キロ以上のウォーキングができることが条件。参加費用は1人3000円(各所の拝観料や保険料込み・昼食別)で、定員は25名。当日大雨や熱中症などの警報やアラートが出ている場合は中止となる。申込みは「京都乙訓ふるさと歴史研究会」公式サイトまで。

文/吉永美和子

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