「見た目怖いけど…」ミャクミャクかき氷、万博に京都の行列店

6時間前

「京氷菓つらら」にて、ビーツ由来の赤色エスプーマと青色のレアチーズクリーム、目のトッピングでミャクミャクの愛らしいかき氷が完成(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

(写真9枚)

猛暑が続くなか、『大阪・関西万博』に、行列のできる京都・二条のかき氷専門店「京氷菓つらら」(京都市中京区)が7日間限定で出店。店舗で人気のかき氷のほか、ミャクミャクのような赤と青がインパクト大な万博会場限定かき氷などが登場し、賑わいを見せている。

『大阪・関西万博』で、8月10日まで「京氷菓つらら」が出店。混雑を避けるなら朝が狙い目で、5種のかき氷を販売(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
8月10日まで「京氷菓つらら」が出店。混雑を避けるなら朝が狙い目(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

■ 京都の3時間待ちの人気かき氷店が万博に

京都らしい和素材や果物などを多彩にアレンジしたかき氷が揃い、夏は3時間待ちの行列ができるほど人気の「京氷菓つらら」。48時間以上かけてゆっくり凍らせた純氷を使い、徹底した温度管理のもと空気の層を含ませながら削ることで、ふんわりしたやさしい口溶けを実現させている。

(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
「京氷菓つらら」では、48時間以上かけて凍らせた純氷を使用。通常は-5度の氷を使うことが多いが、万博では更に温度の低い-10度の氷ものを使用空気の層を入れながら丁寧に削って作られる

■ 実は大人&チョコミン党に好評な、ミャクミャク氷

そんな同店が、今回万博に出店するにあたり用意したのが万博限定メニュー「スカイリング脈拍エスプーマ」(2025円)。テーマは、「万博で過ごすひと夏の思い出」。ミントシロップとチョコソースで青空に架かる大屋根リングを表現し、雲のような白あんソースをトッピング。さらに、ビーツ由来の赤色エスプーマと、青色のレアチーズクリームで万博公式キャラクター・ミャクミャクの顔を描いた愛らしい仕上がりに。

「京氷菓つらら」にて、氷の表面を固めたら、万博の風景をイメージした、ミントシロップとチョコソースをかけていく(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
「京氷菓つらら」にて、氷の表面を固めたら、万博の風景をイメージした、ミントシロップとチョコソースをかけていく(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

上品な甘さの白あんとレアチーズクリームのハーモニーや、ミントの清涼感が楽しめる、同店らしいエッジを効かせた和洋折衷のかき氷。4日のオープン以来、チョコミント好きなどスイーツ好きの大人に大好評だという。

SNSにも「このかき氷食べるために万博行って3時間半で帰りました」「怖すぎるミャクミャクかき氷、味はまちがいない」「めちゃくちゃ美味しかった」など、万博ならではのかき氷を楽しんだ声が寄せられている。

ひとつひとつ作りあげるミャクミャクの顔は個体差があり、それも楽しい(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
ひとつひとつ作りあげるミャクミャクの顔は個体差があり、それも楽しい(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

■ 本店が超繁忙期の出店に悩み…「でも、万博を機にお店を知ってもらえたら」

(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
「京氷菓つらら」の夏の人気No.1メニュー「桃カスタード」(1800円)は万博でも1番人気(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

担当者は「出店依頼をいただいた際には、ちょうどお店の超繁忙期にあたるタイミングだったので、正直出店を迷いました。しかし、本店と違って今回いままで『つらら』を知らなかった方が多く訪れる場所で、かき氷を食べてもらえる良い機会になるのでは、と出店を決めました。京都ほどの長い待ち時間なくかき氷をお楽しみいただけますよ」と話す。

(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
「京氷菓つらら」にて、購入者には万博限定のうちわを配布(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

外の大屋根リングの下などでかき氷を食べる場合は溶けやすいため、通常とは異なる氷の温度調整など、本店と異なる環境での出店での苦労はありつつも、さっそく「本店は行列だから、仕事終わりに京都から食べに来た。そのほうが待ち時間短いから」「大阪で食べれるチャンス」とわざわざ訪れるお客さんも多く、スタッフとの万博会場ならではの会話もはずんでいると言う。

大屋根リングの下、「京氷菓つらら」の万博限定かき氷でひんやり「涼」を。外はすぐに氷が解けていくので撮影も時間との勝負になる(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
大屋根リングの下、「京氷菓つらら」の万博限定かき氷でひんやり「涼」を。外はすぐに氷が解けていくので撮影も時間との勝負になる(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

改めて、かき氷の魅力について「組み合わせるものによって、無限の可能性がある」と期待を寄せ、期間限定の今回の店舗では、開業当初からの夏の1番人気メニュー「桃カスタード」(1800円)や、みたらし団子のような甘じょっぱいフレーバーの「あたらし団子」(1600円)など全5種のかき氷を販売。また、綿菓子をトッピングした万博限定ドリンク「灼熱シャクシャク桃ソーダ」(1000円)も楽しめる。

「京氷菓つらら」のかき氷「焼きもろこしポタージュ」(1700円)ミャクミャクのぬいぐるみとの撮影市ポットも人気(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)
「京氷菓つらら」のかき氷「焼きもろこしポタージュ」(1700円)ミャクミャクのぬいぐるみとの撮影スポットも人気(2025年8月7日/大阪・関西万博 撮影:Lmaga.jp編集部)

昼ごろから夜までは混雑が予想されるため、開店直後~10時台が狙い目という。販売場所は『大阪・関西万博』ORA外食パビリオン「宴~UTAGE~」内、期間は8月10日まで。営業は9時30分~21時(LOは20時45分)。

取材・文・/塩屋薫 写真/Lmaga.jp編集部

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