「帝国ホテル」が京都・祇園に、全55室で300万超えスイートも

9時間前

最上位スイート 「インペリアルスイート」 完成予想イメージ

(写真6枚)

「帝国ホテル 京都」が京都・祇園にて2026年春の開業を予定している。「帝国ホテル」(代表:定保英弥)は東京、上高地、大阪に次いでの4軒目となり、1996年の「帝国ホテル 大阪」のオープン以来30年ぶりの誕生となる。

今回開業する地は、国の登録有形文化財かつ歴史的風致形成建造物である「弥栄会館(やさかかいかん)」。建物の外壁や外壁タイル・テコラッタの保存&再利用と、銅板屋根や飾り物金を復元することによって、約90年前の風景が蘇る造りになる。

客室は保存・改築・増築という異なる建築構造を持つ2棟3エリアで展開し、最上位スイート空間も含め全55室備える。内装デザインは、建築家・榊田倫之氏によるもので、京都の風土・文化・建築的価値を尊重しつつ、デザインコンセプト「帝国、舞う」に沿ったものに。

帝国ホテル本棟南西面保存部分の完成予想図
帝国ホテル本棟南西面保存部分の完成予想図

保存エリアの部屋は、祇園甲部歌舞練場や花見小路を臨める。柱や梁、窓枠など随所に「弥栄会館」時代の名残があり、一部客室にはバルコニーも備える。

また、改築エリアは会館の特徴的なシルエットを継承しながら、全体的にモダンな設えになっており、開放的な窓からは早朝の空気感や、夜の提灯の灯りなどの風情が感じられる。そして増築エリアは、祇園の伝統的な町並みと調和するよう、新たに増設。畳の部屋で日本建築の精神を現代的に表現する。

保存エリア客室イメージ
保存エリア客室イメージ

さらに、改築エリアに位置する最上位スイートは193平方メートルあり、1泊300万から。北・東の二面に広がるテラスからの眺望が特徴で、祇園・お茶屋の町並み、祇園甲部歌舞練場本館、東山の山並みを一望できる。「弥栄会館」の時代から建物のシルエットを印象付けている「鐘塔」での体験も提供予定だ。

宿泊予約は今秋よりスタート。詳細は公式サイトにて。

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