万博の「500円 海苔弁」継続へ、オープン価格予定もSNSで反響受け

11時間前

連日完売が続く「ワンハンドBENTO 海苔弁」(500円)

(写真5枚)

『大阪・関西万博』で、片手で主食もおかずも味わえるメニューとして好評の「ワンハンドBENTO」が6月下旬、シリーズ累計7万食を突破した。シリーズのなかでもトップ人気を誇る「海苔弁」は、オープン記念の期間限定価格「500円」を継続するという。

■ 「正直、採算度外視で」…価格据え置きへの思い

万博内での移動や行列でも気軽に食べ歩きができるよう、「ミライのお弁当」として開発された同メニュー。7月2日からの夏の新メニュー「チキン南蛮~梅入り~」(890円)など5種が揃い、なかでも累計販売数の約半数を占めるほど人気なのが、ワンコインで楽しめる「海苔弁」だ。

「大阪ヘルスケアパビリオン」1階ミライの食と文化ゾーンでは、多くの人が「ほっかほっか亭」のメニューに足を止めていた(7月2日・大阪市内)
「大阪ヘルスケアパビリオン」1階ミライの食と文化ゾーンでは、多くの人が「ほっかほっか亭」のメニューに足を止めていた(7月2日・大阪市内)

SNSでは「なんでも高めな万博内では良心的価格!」「500円という破格もやばい」「もう3回購入したかな。大屋根の下ベンチでいつも頂いてます」など、コスパ・タイパのよさに喜ぶ声が見られ、クチコミでの広がりや想定外のリピーターの多さで、昼過ぎには完売する日もあるほど連日人気という。

同シリーズは『おにぎらず』ブームの仕掛け人で料理研究家の小河知恵子さんが監修し、食物繊維やビタミンが豊富という十六穀米を使用。「満足感」にこだわり、「海苔弁」は500円ながらも、ドンと上に乗った白身フライ、海苔&おかか醤油ご飯にサンドされたちくわ磯辺と玉子焼きを、一度に頬張れるボリューム感が魅力だ。

「大阪ヘルスケアパビリオン」1階ミライの食と文化ゾーンにある「ほっかほっか亭」(7月2日・大阪市内)
「大阪ヘルスケアパビリオン」1階ミライの食と文化ゾーンにある「ほっかほっか亭」(7月2日・大阪市内)

「ほっかほっか亭総本部」経営企画本部の稲田雅俊氏は、「店舗での手作りのため数量限定となり、『今日はまだありますか?』と聞いてくれるお客さまが増えました。正直、オープン記念価格のままだと採算度外視ではあるのですが、万博出展で我々が伝えたい「おいしい」の価値を広げるためにも、納得していただける価格設定で」と、閉幕まで価格は据え置き予定という。

開幕当初のメイン販売は「ワンハンドBENTO」4種だったが、一度に色々購入したいという来客の要望に応え、5月からはセットメニューやドリンク販売も開始。セットでは各メニューに唐揚2個とハッシュポテトが付き(「海苔弁セット」は1100円)、現状では約3割の客がセット買いをするそう。今後は季節に合わせたメニューも検討中とのこと。

セットメニューも好評「ワンハンドBENTO 海苔弁」に唐揚げ2個、ハッシュポテトが付く(1100円)
セットメニューも好評「ワンハンドBENTO 海苔弁」に唐揚げ2個、ハッシュポテトが付く(1100円)

「ワンハンドBENTO」シリーズは、『大阪・関西万博』内の「大阪ヘルスケアパビリオン」1階・ミライの食と文化ゾーン、「ほっかほっか亭 MADE by HURXLE」にて10月13日まで販売。営業時間は10時~21時。

取材・文・写真/塩屋薫

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