万博「背徳グルメ」と話題、カナダのソウルフードを無料配布

8時間前

背徳の味…「プティーン」(撮影5月20日:大阪・関西万博)

(写真4枚)

世界各国の料理を楽しめる「大阪・関西万博」。そんななか「背徳グルメ」と話題になっているのが、「カナダパビリオン」のカフェで販売されている「プティーン」だ。

氷山のような建物に「CANADA」の赤い文字が映えるカナダ館。広いカナダの地域ごとの特徴をAR(拡張現実)で知ることができるミステリーハントのような展示、期間中毎日のようにおこなわれる音楽ライブなどのプログラム、カフェの3エリアで構成されている。

カナダパビリオンの外観(撮影5月20日:大阪・関西万博)
カナダパビリオンの外観(撮影5月20日:大阪・関西万博)

カフェは開幕時にはテスト運用だったが、5月17日に正式オープンした。そのメインとも言える「プティーン」は、フライドポテトにチーズのかたまりのチーズカードをちらして毎日手作りしている熱々のグレービーソースをかけたもの。カナダのケベック州発祥の料理だ。

パビリオン館長のローリー・ピーターズさんによると、「プティーンは、カナダのソウルフードですね。現地では、キッチンカーで買うことが多くて、ひとりひとりお気に入りのキッチンカーやお店があるんですよ」とのこと。おそらく、関西人にとってのソウルフード「たこ焼き」のような存在だろうと、ピーターズさん。

コミッショナーゼネラルのローリーさん(撮影5月20日:大阪・関西万博)

ビールが大好きな館長やスタッフたちと一緒にオタワとバンクーバーのクラフトビールで乾杯して、プティーンをいただいてみると、おそらく日本人もみんな好きな味。そしてビールにぴったりだ。

販売中のプティーンは定番スタイルの「クラシックモントリオール」(1500円)のほか、カニカマとガーリックシュリンプにのりとマヨネーズをのせたシーフードの「バンクーバープティーン」(2000円)、ベーコンとアルバータ州のステーキをのせた「カルガリーロデオプティーン」(2200円)の3種類。シーフードのプティーンは、ちょっぴりたこ焼き風のイメージにしているそうだ。

コミッショナーゼネラルのローリーさん(撮影5月20日:大阪・関西万博)
ローリーさんとテラスで乾杯!野球の川崎宗則選手がカナダで大変人気だったお話くださいました(撮影5月20日:大阪・関西万博)

そのほか、「今まで食べたソフトクリームの中で一番美味しかった・・・また食べたい」という声も多々ある「カナダ産メープルのソフトクリーム」は800円。ドリンクは、ビールのほかにワインやソフトドリンクも用意。

カフェの列は展示とは別になっており、提供が早いメニューばかりなので進みは早い。この「Poutinerie by Air Canada」の営業時間は13時から18時まで。

◆なんとこのプティーンをカナダ建国記念日を祝うイベントで500名に配布

なおカナダパビリオンでは、「カナダ建国記念日」を祝う『Celebrate Canada Week』が6月22日から7月2日まで開催。その一環として、6月22日については、この「プティーン」を無料配布(先着500名限定)を予定している。

また同日、パリオリンピックの・ブレイキン競技 金メダリストのPhil Wizard(フィル・ウィザード)選手が、ライブパフォーマンスをおこなう。写真撮影、サイン会を実施も開催されるということで、カナダ文化とグルメを一気に楽しめる機会となりそうだ。

取材・文・写真/太田浩子

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