「ほっかほっか亭」人気シリーズを一新、ご飯は国産米にこだわり

2025.5.31 11:53

ほっかほっか亭「新・スペシャルシリーズ」(5月29日・メディア向け試食会の様子)

(写真6枚)

日本で初めて出来たて弁当を販売した持ち帰り弁当チェーン「ほっかほっか亭」(本社:大阪市北区)は、定番メニューを進化させた贅沢ライン「スペシャルシリーズ」をリニューアル。6月1日の発売に先駆け、5月29日にメディア向け試食会がおこなわれた。

スペシャルシリーズとは、「のり弁当」や「チキン南蛮弁当」などの定番商品にさらに惣菜(4品)をプラスしたボリュームのある弁当(白米は同量)で、同店の中では高価格帯であるが、その満足感から長年愛され続けている。

■ どう変わる? 西日本エリア限定メニューも販売

6月1日からリニューアル発売される「ほっかほっか亭」の「のりスペシャル」(790円)
6月1日からリニューアル発売される「ほっかほっか亭」の「のりスペシャル」(790円)

2024年に実施したリニューアルでは、「お好み天」や豆入りポテトサラダなど野菜を多めにしたおかずを増やしたところ「ボリュームが少ない」との声が多かったという。そして今回、ほっかほっか亭創立50周年を目前に控え、「おいしいものをお腹いっぱい食べてほしい」という創業当初の原点の想いに立ち返り、ボリューム感にこだわったリニューアルがおこなわれた。

新たな惣菜は、復活のリクエストが多かった「えびフライ」、新登場の「手づくりニラ玉」、食べ応えのある「コロッケ」、パリッとした皮の「ポークウインナー」となる。

(右)ベースとなる「のり弁当」(左)おかず4品をプラスした「のりスペシャル」(5月29日・ほっかほっか亭試食会の様子)
(右)ベースとなる「のり弁当」、(左)おかず4品をプラスした「のりスペシャル」(5月29日・ほっかほっか亭試食会の様子)

それらが詰められた「新・スペシャルシリーズ」のラインアップは「のりスペシャル」(790円)、「しょうが焼スペシャル」(890円)、「唐揚スペシャル」(790円)、「チキン南蛮スペシャル」(890円)、「牛焼肉スペシャル」(1040円)。さらに西日本エリア限定で「とりめしスペシャル」(880円)、「目玉焼きハンバーグスペシャル」(910円)、「シャケスペシャル」(960円)が販売される。

■ 止まらない米の価格高騰「こういう時だからこそ・・・」

ほっかほっか亭本社ビルに併設する「茶屋町店」(5月29日・大阪市北区)
ほっかほっか亭本社ビルに併設する「茶屋町店」(5月29日・大阪市北区)

米の価格高騰が続く昨今、同社の仕入れ価格は2024年5月から約4倍に。同社の弁当は総重量の約2/3が白米だが、一貫して精米したての国産米を使った炊きたてごはんを使用している。

商品本部の佐藤本部長は「正直、値上げしたいができない現状。こういう時だからこそ、国産米にこだわり炊きたてを提供することで、ほっかほっか亭のブランド価値が必ず上がる、それを信じて進むだけ。手に入るまではひたすら国産米にこだわって事業を進めていきたい」と考えを示した。

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