梅田の老舗喫茶・サンシャインが移転オープン、どう変わる?

5時間前

左から、店主・橋崎卓さんとメンバーのみなさん

(写真10枚)

4月上旬、東梅田駅直結の「大阪日興ビル」での営業を終了した、創業51年の老舗の「喫茶サンシャイン」(大阪市北区)が、5月23日に「大阪駅前第三ビル」にて再オープンする。

■ 新天地で「変わらない」居心地良さを貫く

「喫茶サンシャイン」内観
「喫茶サンシャイン」内観

「大阪日興ビル」の再開発による建て替えのため、入居していた店舗が立ち退いていくなか、移転が決まった同店。SNSでは「サンシャインはどうなるんだろ?と思っていたから移転でよかった」「閉店しなくてよかった」と喜びの声が相次いだ。

ランプシェード、椅子、テーブル、壁に飾ってある絵などの調度品は出来る限り移転先にも使われており、新店では、前店舗の時代の袖看板はショーケースに入れ、年季の入った店看板はそのまま使用。以前は食品サンプルの入ったショーケースで見えなくなっていた立派な焙煎機は、以前よりも外から見えるようになっている。

焙煎機は前よりも外から見えるように
焙煎機は前よりも外から見えるように

敷地面積は移転前とほとんど変わらず、席数は34席、天井が少し高くなった。メニューは、定番人気のオムライスやホットケーキなど、既存商品がほとんどスタンバイ。「以前からずっと通っている常連客の方々にとって変わらず居心地の良い空間であってほしい、と内装や配置も前に寄せたんです」と店主・橋崎卓さん。

立ち退きが決まった際に、北新地・兎我野町・中崎町などさまざまなエリアで物件を探していたが良い場所が見つからず苦戦。その最中、第三ビル地下2階の物件が開いたと聞き1分で即決、移転を決めたそうだ。理由は、お客さんはもちろん、今まで一緒にサービスを提供してきたスタッフさんも通いやすい場所で探していたから。お客さんからも「駅ビルで営業を再開してくれるのが嬉しい」と喜びの声があったという。

週5食べる常連客もいるカレーピラフ(単品935円)や人気の自家製プリン(638円)も健在。新メニューの抹茶ラテ(825円)も登場
週5食べる常連客もいるカレーピラフ(単品935円)や人気の自家製プリン(638円)も健在。新メニューの抹茶ラテ(825円)も登場

メニューや調度品はそのままに、変わった点も。橋崎さんは「カレーやチョコレートにもコーヒー豆を使っていますが、今回はコーヒー豆が入った壁も設置してもらいました。コーヒー尽くしですね」とコーヒー愛を語りながら、笑顔を見せた。

コーヒー豆が使用されている壁も一部に
コーヒー豆が使用されている壁も一部に

「喫茶サンシャイン」は5月23日に「大阪駅前第三ビル」地下2階にてオープン。メニューでは、抹茶ラテ(825円)が新メニューとして加わる。営業は7時30分〜19時15分L.O.(土日祝は8時〜18時L.O.)。不定休。ほか詳細は公式サイトまたはInstagramにて。

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