震災から30年…東遊園地の追悼行事「竹灯籠の意味」とは?

早朝の東遊園地(1月17日/神戸市役所展望ロビーから)
2025年1月17日朝5時46分。阪神淡路大震災発生から30年をむかえた。各地で追悼行事がおこなわれるなか、市民主体で開催される最大規模の追悼行事『阪神淡路大震災1.17のつどい』を実施した「東遊園地」(神戸市中央区)には、まだ日が昇る前から多くの人が集まり、朝7時時点で1万1千人が来場した。
発生時刻朝5時46分には、来場者が静かに手をあわせ、震災の犠牲となった6434人に黙とうをささげた。今年は30年となる節目の年。追悼式典後、久元神戸市長は「例年より参加者が多かったように思う」と話した。


地元の中高生や、ボランティアスタッフが協力して準備を行った竹灯籠や紙灯籠ひとつひとつにロウソクの火が灯され「よりそう 1・17」の文字が浮かび上がった。

◆ 並べられた竹灯籠がもつ意味
今では追悼行事の象徴ともいえる竹灯籠のはじまりは、1998年。旧我妻小学校(コミスタ神戸)で震災の犠牲になった方々への追悼と供養のためにスタートし、2000年以降、現在の東遊園地に場所を移した形だ。
竹灯籠には意味があり、竹灯籠本体は「お墓」、ロウソクには「命の灯し火」、竹の中に張っている水には防火の意味も含めて「防災」。並べられている竹灯籠は、1本では倒れやすいが、支え合うことで立つことができる…そんな意味が込められている。(ロウソクを配布するテントで、掲出されていた資料より抜粋)このような意味がある竹灯籠で「1.17」という文字を形作っていることは、意外にも知られてないのではないだろうか。

震災発生から30年が過ぎ、来場者もボランティアも世代交代が進んでいる。例年竹灯籠作りに参加してきた各団体も高齢化が進み、竹灯籠作りから撤退するなど、以前のように竹灯籠が集まらないという現実もある。
『阪神淡路大震災1.17のつどい』実行委員長の藤本真一さんは「今年、竹灯籠は2500本、紙灯籠は4000本を並べて、ロウソクを灯します。竹灯籠が集まりにくくなっていることも、残念だが仕方がないこと。今は正直どこも余裕がないですよ。できる内容でこれからも続けていきたい」と話す。

◆ 「今できることを」震災知らない世代もボランティアに
15日から東遊園地でスタートした会場準備には、教員に引率された神戸市内の中・高校生、複数の企業や団体、個人のボランティアら老若男女が集まり、竹灯籠・キャンドルなどの搬入・紙灯籠の作成、設置など、それぞれ割り当てられた作業をおこなった。
16日夜から17日朝にかけてボランティアで参加した西宮市の大学生は「震災当時、家族が神戸市灘区で被災。自分は生まれていなくて影も形もなかったけど、姉が1歳のときのことです。周りの家が倒壊している状況で、地震直後どれだけ大変だったか、その後日常を取り戻すまでどれだけ時間がかかったか・・・小さな頃から母がことあるごとに何度も話をしてくれました。そんな家に生まれた自分だからこそ、今できることをやりたい、と思って。今夜は朝まで寝ないで紙灯籠の火を見守る」と話した。
世代を超えた多くのボランティアがこの希望の灯りをつなぎ、行事の運営を支えている。会場では18日まで毎日、当日参加のボランティアを受け入れる予定だ。

一般の来場者、ボランティア、地震を経験した人、経験していない人・・・さまざまな人の想いが震災から30回目の朝、東遊園地にはあった。

『阪神淡路大震災1.17のつどい』は16日・夕方5時~17日・夜9時まで「東遊園地」で開催。このあと17日夕方5時46分にも黙とうをおこなう。
また東京でも1月17日に『阪神淡路大震災1.17のつどい 東京会場』が開催される。場所は「日比谷公園大音楽堂」(日比谷野音)夕方4時~夜7時まで。夕方5時46分に黙とうをおこなう。
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