神戸の港にある水族館「ａｔｏａ（アトア）」（神戸市中央区）では、新たにオリジナルの「御朱印帳」を併設するミュージアムショップ「ａｔｏａ ＬＡＢ ショップ」で販売する。

御朱印帳（２４２０円）の表紙は、「アトア」で暮らすフンボルトペンギンたちがモチーフとなった、水族館らしい爽やかなデザイン。このオリジナル御朱印帳で神社やお寺の御朱印を集めることももちろん可能だが、水族館版の御朱印である「魚朱印（ぎょしゅいん）」を集めていくのも楽しそうだ。

この「魚朱印」の取り組みは、惜しまれつつ２０２４年１２月に閉園する「マリホ水族館」（広島市）が２０１９年に作成したのが元祖と言われており、現在は「名古屋港水族館」（愛知県）や「伊勢シーパラダイス」（三重県）、「四国水族館」（香川県）など、全国各地の水族館に広がっている。

「アトア」では２０２２年より水族館版の御朱印である「魚朱印」を販売をスタート。「魚朱印」販売開始当初は、２種の生きものデザインで販売していたが、来場者から好評を博し、現在は５種のデザインを加えた全７種類の「魚朱印」が揃う。アルダブラゾウガメ、エボシカメレオンといった魚ではない館内の生きものも登場している。

生きもののスタンプは全てスタッフの手作りで、生きものの特徴を再現した手作りのあたたかみのあるデザインで、好きな生きもの種類を選んで購入可能。さらに各「魚朱印」には、モデルになった生きものの「飼育員監修」の解説が付いてくるので、生きものについてより楽しく学べそうだ。

「魚朱印」は１枚３００円。購入にはアトア入館料が必要になる。