ビギナーこそ楽しい、大阪に衣食住×サステナブルの新施設

8月9日にオープンした「SMASELL SUSTAINABLE COMMUNE」(大阪市住之江区)
近年、アートの集まる文化の発信地として注目の北加賀屋。そこに8月9日にオープンしたのが、「SMASELL SUSTAINABLE COMMUNE(以下、スマセル サステナブル コミューン)」(大阪市住之江区)という複合施設だ。
「ファッションをもっと楽しく持続可能なものに」を掲げる「ウィファブリック」(大阪市西区)が運営し、ファッション、インテリア、コスメ、フード、アート、音楽などさまざまなカテゴリの商品が並び楽しめるこの施設は、すべて「サステナブル」をコンセプトにセレクトされている。
SDGsという言葉が多くの人の耳になじんできたこの頃だが、自分の生活視点で考えたときに、どう取り入れるかは今ひとつイメージしにくいもの。持続可能なライフスタイルとはどんなものなのか、施設を訪ねてきた。

■ 鉄工所をリノベーションした空間に詰まる、SDGsの提案
かつては造船の町だった北加賀屋は、工場と暮らしとウォールアートが共存する町並みが楽しいエリア。工場が立ち並ぶ道を進むと、レモンイエローの外壁が目を引く建物に行き当たる。半世紀以上稼働していたという鉄工所跡地の廃工場をリノベーションした約200坪の敷地には、環境に配慮した衣食住にまつわるブランドが集結している。

入り口を開けるとまず、廃車のロンドンバスがお出迎え。縦に奥にと広い空間で、右手スロープからは2階に上がれるつくりのようだ。トタン屋根にあいた天窓から光が差し込み明るく、「廃工場」という言葉からイメージするような無骨さはない。年季とモダンがコラボレーションしたおしゃれな場だ。
見上げると、什器の鉄骨がむき出しの箇所にトルソーが吊り下げられている。鉄工所の稼働当時に活躍していたであろう道具とミックスしてディスプレイするスタイルにメッセージを感じる。

■ あらゆるアプローチから触れるサステナブル
施設内には、サステナブルを代表する7つのショップとカフェが国内外から入っている。1階はファッション、アート、コスメ、フードを中心に展開。

シンプルながら美しいシルエットのシャツ、遊び心あるデザインが特徴的なデニムなどが展開されているライフスタイルD2Cブランド「O0u(オー・ゼロ・ユー)」。サステナブルなものづくりと聞くと、その性質からデザインに制約があったり、扱いの難しそうな素材が使われているのではと敷居と感じていたので意外だった。家庭で洗濯できるものも多い。

アップサイクルブランド「octangle(オクタングル)」は、役割を終えて使用しなくなったビニール傘をアイテムにして販売しているブランドだ。まさにサステナブルらしい発想。使いみちのなくなった物に新機能と付加価値を与え、洗練させて世に送り出している。
■ 環境にも自分の生活にもやさしく接する意識を持てる
サステナブルなアイテムは素材や製法にこだわりがあり、価格帯が高めなこともハードルを感じる理由のひとつである。特にコスメラインはそう感じることが多く、なかなか手を出しにくい人もいるはず。

ところが、エシカルな製品は素材が上質ゆえ、ケア自体がシンプルになり、手間を短縮し時間と精神的なゆとりが生まれる。「Kruhi(クルヒ)」のディレクターを務める井浦あい氏が語ってくれた。

2階へ上がると、ユーズドインテリア「リスタイル」や老舗洋食器ブランド「NIKKO」による、ライフスタイルの提案エリアが広がる。年代や国籍を問わないオールジャンルのヴィンテージ家具、いつの時代でも使い続けることのできるよう作られた食器が揃う。使い捨てをできる限りなくし、長く大切にものを使う暮らしへの意識を刺激される場だ。

■ センスあるアイテム揃う「カフェ使い」からでも
買い物以外の、食べて目で見ての楽しみも豊富だ。1階のロンドンバスに設けられた「スマセル・カフェ」では、アウトドアウェアのパタゴニアが手がけるオーガニックフード「パタゴニア プロビジョンズ」、芦屋のイタリアン「ボッテガブルー」、100%ビーガンのベーカリー「ユニバーサルベイクス」などのグルメを楽しめる。

大阪限定無濾過クラフトビール「オオサカビール」などアルコールも揃うため、サステナブルへの関心を養う第一歩として、まずはカフェ利用から気軽に体験してみるのも良さそうだ。展示されたアートを眺めながらの休憩スポットとして利用したい。

この施設にあるアイテムすべてに、自然と共存する暮らしへの想いがこもっている。そのストーリーを見聞きしているだけで長い時間楽しめた。
手を伸ばせばあらゆる娯楽やアイテムが手に入りやすい昨今だからこそ、未来と過去に築かれたもの達について考えたいと感じた体験だった。これまで生活にサステナブルな要素を取り入れて来なかった人こそ、楽しみながらキッカケを得られるスポットとしてぜひ訪れたい。
営業日は金土日祝の昼11時から夜8時のみ。イベントが豊富に開催されているので、事前にサイトやSNSをチェックするのがおすすめだ。アクセスはOsaka Metro四つ橋線「北加賀屋駅」より徒歩6分。
取材・文・写真/橋尾 日登美
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