中村獅童「古典歌舞伎に興味を」、学生客からの反応に自信

歌舞伎俳優の中村獅童(8月7日・大阪市内)
歌舞伎俳優の中村獅童と中村壱太郎が、今年で発刊30周年を迎えた名作絵本が原作の新作歌舞伎『あらしのよるに』に出演。2015年の初演から、実に9年ぶりに「南座」(京都市東山区)で上演されるのを前に8月6日、大阪市内で2人が思いを語った。
■ 「次の週からチケットが飛ぶように売れて…」
本来食う側と食われる側であるオオカミとヤギが、嵐の夜にであったことをきっかけに、種族を超えた友情をはぐくむ姿を描いた本作。物語はわかりやすいけど、歌舞伎ならではの表現手法も存分に盛り込んだ内容で、幅広い人気をつかんだ作品だ。獅童は初演以来演じつづけているオオカミのがぶ、壱太郎は今まで尾上松也が演じてきた、ヤギのめい役に初挑戦する。
この作品の立ち上げから関わった獅童は「自分を信じる力や無償の愛などの、普遍的なテーマが描かれた物語。動物は歌舞伎にも出てくるので、なんとか結びつけられないかと思いました」と、歌舞伎化した動機を語る。
続けて、「初演は、古典(歌舞伎)好きのお客様が多い京都で受け入れらるか不安でしたが、学生の団体さんが入ったときに、総立ちでカーテンコールになったんです。その次の週からチケットが飛ぶように売れて、ついに『札止めになりました!』と言われたときの気持ちは、一生忘れられません」と振りかえった。

今回めいを演じる壱太郎は、獅童との共演も多い注目株の若手。初演を観たときに「子どもたちが(歌舞伎で)笑っていたのが衝撃的で、すごい空間だと思いました」と、普通の歌舞伎とは異なる点を挙げ、作品については「『絶対にそれはない』と思っていることが、勝手な思い込みではないか?と、凝り固まってしまったものをまっすぐに考えさせてくれる」と、強いメッセージ性を感じたことを明かした。
獅童も「オオカミの心の声を義太夫で表現したら、学生さんからも笑いが起こったりしました(笑)。義太夫の役割がわかっていただけたと思うし、ここから古典歌舞伎にも興味を持っていただけるのでは。世代とか性別によって、微妙に感じ方が変わってくる作品でもあるので、ぜひ広い世代の方たちに観ていただきたいです」と、観劇を呼びかけた。

九月花形歌舞伎『あらしのよるに』は、9月4日~26日に上演。チケットは一等席1万3000円、二等席8000円、三等席4000円、特別席1万4000円で、現在発売中。休演日や、学校団体の入っている日もあるので、公式サイトでご確認を。
取材・文・写真/吉永美和子
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