何時間でも見ていたい…2万点超を収蔵、尼崎の「貯金箱博物館」

1階フロアには特別展コーナーを設置。取材時には食べ物や飲み物、日用品をテーマにした展示がおこなわれていた
兵庫県の名物スポットとしてたびたび話題になる、「世界の貯金箱博物館」(尼崎市西本町)をご存知だろうか? その名の通り、世界各国の貯金箱を収蔵・展示する施設なのだが、「これが入場無料なのすごい」「何時間でもいられる」などのコメントと、SNS上にアップされる同館の写真がなんとも楽しげで、筆者は見かけるたびに童心をくすぐられていた。
これは実際に遊びに行ってみたい! ということで同館に足を運び、館長の見通勉さんに案内してもらった。
■ 世界最大級規模、2万4000点の貯金箱
昭和59年、「尼崎信用金庫」が運営する日本でも珍しい貯金箱博物館としてオープンした同館。金庫の職員が視察・旅行先で集めたものや得意先から譲り受けた貯金箱を収集するうち、「生活・文化の資料にくわえ、美術品や骨董品としても鑑賞対象になるのでは?」と、一般公開に踏み切ったという。
当初の収蔵数は600点程度だったが、コレクターからの寄贈や海外コレクターからの購入などにより、現在ではなんと2万4000点を超えているという。「おそらく世界でも最大級規模では」と見通館長は語る。

館内には時代・国を問わずにさまざまな貯金箱が揃っており、ヨーロッパ生まれで貯金箱のルーツともいえる「教会献金箱」や縄文時代に穀物をたくわえる「カメ」、中世ヨーロッパの鍵付き貯金箱など、一般的な「貯金箱」のイメージを覆すような展示品も。そのモチーフやデザイン、素材も変化しており、貯金箱が当時の時代背景や国ごとの歴史を反映していることがわかる。
一方で、銀行や企業のノベルティ、アニメグッズなど、昭和~平成の日本ならではの貯金箱も充実。ディズニーやサンリオ、『ドラえもん』などの有名キャラクターや、『鉄腕アトム』や『のらくろ』など昭和を代表するキャラクター貯金箱もあり、友人や家族と訪れると思い出トークで盛り上がりそうだ。

■ クリスマスや日用品、ニッチな特別展も
1階・2階に分かれるフロアは、イギリスやドイツなど世界62カ国のアイテムが並ぶ「世界の貯金箱」や、招き猫やダルマなど日本ならではの貯金箱がそろう「メイドイン日本」など、12コーナーに分類されている。
これだけでも数時間は過ごせそうな充実っぷりなのだが、見通館長いわく「館内で展示されているのは全体の1割程度で、残りは地下や倉庫に保管しています」とのことで驚きだ。そのため、毎月のようにおこなわれる特別展も実にバラエティ豊か。取材時には「飲食・日用品貯金箱展」(3月29日まで)がおこなわれており、野菜や果物、電池や酒瓶、さらにトイレなどユニークすぎるモチーフの貯金箱が並んでいた。

すでに2025年3月までのテーマが決まっている特別展だが、なかには「クリスマス貯金箱展」や阪神タイガースにちなんだ「とら応援貯金箱展」など、かなりニッチそうな展示も。世界中のあらゆる貯金箱を収集してきた同館だからこそ可能な展開だろう。
最近では外国人観光客が訪れることも多いといい、ますますその注目度が高まっていることがうかがえる。取材時に遭遇した兵庫県内の高校に通う2人組は、テレビ番組で同館が特集されていたことをきっかけに興味を持ったといい、熱心な様子で展示を眺めていた。
◇
「世界の貯金箱博物館」の場所は尼崎市東桜木町3。休館日は月曜・祝休日(土・日と重なる場合は開館)、時間は朝10時から夕方4時まで(入場無料)。
取材・文・写真/つちだ四郎
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