大阪府2024年予算案は「大阪・関西万博」準備の総仕上げ

2024.2.16 06:45

定例会見のフリップより「2025年 日本国際博覧会に向けた開催準備」について(2月14日・大阪府庁)

(写真9枚)

大阪府の定例会見が2月14日に実施され、令和6年度予算案に2025年の『大阪・関西万博』(以下:万博)に向け、さまざまな万博関連予算が計上されたと説明。開催推進事業の約341億円をはじめ、関連イベントや府内子どもたちの招待などが予定されている。

今回の予算は、開催まで約1年と迫った万博に向け、その総仕上げをおこなう「勝負の年」として編成。会場建設269億6550万円や警備体制強化6億4400万円、交通環境整備6億770万円など、約2800万人を想定した来訪者を受け入れるための環境整備を進めるという。

さらに地元自治体として参加を予定している「大阪ヘルスケアパビリオン」の建設などにも、40億870万円が計上。10月には工事が完了する予定で「iPs細胞による生きる心臓モデル」などの展示が予定されている。

また、大阪の子どもたちを万博へ招待する予算も3億9730万円計上。府内の小・中・高校生などを教育活動の一環として学校単位で1回招待を計画しており、府内在住の4・5歳児にも各家庭からの申請で入場券1枚を配布する。

このほかにも、機運醸成イベントの開催やボランティアの募集・研修など万博関連予算は多岐にわたり、この予算編成に関して吉村洋文知事は、「万博の前年度は建設が一番ピーク。支払いもピークとなり、万博準備の総仕上げの予算になる。万博の成功を契機に、大阪の成長に繋げていきたい」と話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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