「ふざけ方が最高すぎる…」電気グルーヴはライブでも体感すべき

2023.10.21 20:30

電気グルーヴ

(写真1枚)

1989年の結成から現在まで、日本のテクノ~エレクトロミュージックの最前線で異彩を放ち続けてきた、石野卓球とピエール瀧によるテクノユニット・電気グルーヴ。彼らがほかのテクノユニットとは絶対的に違う点。それは高い音楽性とアナーキーな笑いの要素が絶妙なバランスで合致しているところだ。

たとえば『誰だ!』という曲では、超クールなバキバキのトラックに乗せて、ひたすら「誰だ! いかさましてるのは」「誰だ! 横取りしてるのは」「誰だ! 三国志を全巻揃えてるヤツは誰だ!」「誰だ! 俺のビデオ消したヤツは誰だ!」といった歌詞がリフレインされる。

■ 言語センスの鮮やかさ、グルーヴの中毒性にハマる

腐敗した社会を風刺した曲かと思いきや、だんだんナンセンスな方向へと逸脱してゆく。その言語センスの鮮やかさ。ミニマル&ポップなビートと言葉の反復で加速してゆくグルーヴの中毒性こそ、電気グルーヴの魅力なのだ。

ナンセンスで諧謔的なユニット──と思いきや、『虹』『Shangri-La』のような、ひたすら気持ちよく美しく切ないアンセムをサラッと作ってしまう。さらにはテレビアニメ『墓場鬼太郎』(フジテレビほか)のオープニング主題歌に起用された『モノノケダンス』で、お茶の間にもまんまと溶け込む。そんな懐の広さも、電気グルーヴが多くの人の心を掴んで離さない理由だろう。

■ Zeppツアー、SNSでも大反響

そんな電気グルーヴというバンドの真髄を体感できるのが、ほかでもないライブだ。テクノミュージックのトレンドを貪欲に取り入れながらも、ポップにグルーヴするトラックに乗せて、歌い、観客を煽る卓球と瀧。

かと思いきや、曲間では突如相撲を取ったり、瀧がLEDビジョンが取り付けられたシルクハットを被り、そこに事前にクラファンで募ったスポンサーの名前を流したり。カッコよさとバカバカしさと高揚と切なさがない混ぜになった多幸感は、一度体験したら忘れられない中毒性がある。

そんななか、11月からZeppツアー『アンと匂いの樹』が開催される。ツアータイトルと「電気があれば、何でも出来る。」というキャッチコピーが入ったビジュアルが発表された際には、SNS上では「アナと雪の女王!?」「アントニオ猪木・・・?」「最高のツアーポスター」「ふざけ方が最高すぎる」「瀧さんがディズニーの声優やってたの込みでまた面白い」と、大きな反響が巻き起こった。

果たして会場ではどんな前人未到のファンタジーが待ち受けているのか? その目で確認しに行こう。関西では、11月19日に「Zepp Osaka Bayside」(大阪市此花区)でおこなわれる。チケットは1階立見8500円、学生5000円(2階指定席は完売)。

文/井口啓子

電気グルーヴ Zeppツアー『アンと匂いの樹』

日時:2023年11月19日(日)・18:00〜
会場:Zepp Osaka Bayside(大阪市此花区桜島1-1-61)
料金:1F立見8500円、学生割引5000円(ドリンク代別途要、未就学児童入場不可)
電話:0570-200-888(キョードーインフォメーション/11:00~18:00 ※日祝除く)

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