１９９５年に開業した「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」（神戸市中央区）内にある、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」が、１１月１日の灯台記念日に合わせて一般公開される。

１９９５年の阪神・淡路大震災で被災した旧「オリエンタルホテル」から受け継いだ灯台。世界的に見ても大変珍しい事例という。「ホテルに建つ公式灯台」は、海上保安庁から正式に認可を受けており、約２０年以上にわたって神戸港を照らし続けている。

当日は、普段は一般開放していないホテル最上階１４階の南側バルコニーを公開。ここには、旧ホテルから引き継いだ「昭和天皇の歌碑」も設置されている。海抜約５５メートルに位置する灯台をはじめ、神戸港を行き交う客船なども見られるといい、貴重な景色を堪能できそうだ。

一般公開は昼３時〜夕方５時までの間で、この時間内なら誰でも見学可能。予約は不要、参加無料。雨天時は決行するが、荒天の場合は中止する。