大阪・扇町の新しい文化拠点「扇町キネマ」（大阪市北区）が１０月３日にオープンする。オープニング企画として、『ハムレット』『シェイクスピア』などが観られる『ナショナル・シアター・ライブ』が開催される。

３つのシアターと７つの多目的スペースからなるシアターコンプレックス「扇町ミュージアムキューブ」内に誕生する「扇町キネマ」。「いつ来ても映画を観ることができる」をコンセプトに、「第七藝術劇場」（大阪市淀川区）を映画プログラム編成のパートナーに迎え、ミニシアターとして上映をおこなう。

『ナショナル・シアター・ライブ』とは、イギリスのナショナル・シアターが厳選した世界で見られるべき傑作舞台を日本で上映する企画。今回はオープンを記念し、『リア王』『かもめ』『ハムレット』『るつぼ』『フランケンシュタイン』の５つの演劇作品がスクリーンに登場する。

扇町キネマは、「今後も演劇と映画の垣根を越え様々な観客に豊かな鑑賞体験をお届けできればと思います」とコメント。上映は１０〜１２月にかけておこなわれ、鑑賞料は一般３０００円ほか。時間は作品によって異なるため公式サイトにて要確認。