御座候や生八ッ橋…関西の銘菓にアイスがあるの知ってた?

「御座候」「鼓月」「聖護院八ッ橋総本店」の銘菓がアイスに
御座候に、千寿せんべい、そして八ッ橋・・・関西の銘菓として愛され続けているこのレジェンドたち、実はアイスがあるのはご存じですか? 連日、日中気温30度以上の日が続く今だからこそ食べたい、銘菓アイスを取材しました。
■「御座候」の回転焼きをアイスバーで再現
香ばしい小麦粉の生地に、風味豊かなあんこを入れて焼いた円盤状の焼き菓子・回転焼きの名店「御座候」(本社:兵庫県姫路市)。その赤あんと白あんの2種類がアイスバーになって登場している。

「御座候は寒い冬の時期に多くのお客さまにご利用いただいている商品です。そこで、暑い夏にも楽しんでいただける定番商品をつくろうと、アイスの開発に取り組みました」とは、同店の広報・小倉右士さん。
ひと口食べると、冷たい餡が口いっぱいに広がるアイスバーには、回転焼きと同じ赤あん・白あんを使用しているそう。また、香ばしく焼いた御座候の生地も練り込まれており、その味わいをしっかりと再現。あずきの風味や粒もしっかりと感じられ、猛暑日でも「御座候」を堪能できる。

小倉さんによると、「練り込んだ生地はアイスバー向けにパリパリに香ばしく焼いてあんこの風味に合わせています。乳・卵を使用しておらず香料も不使用、素材本来の風味を楽しめます。特に白あんは、てぼう豆らしいクリーミーな味わいです。冷凍庫から出してすぐだと硬いので、5分程常温に置いておくと食べやすくておすすめですよ」とのことだ。
期間は8月末まで。1本140円(ドライアイスも購入可)。関西では33店舗で販売、またオンラインショップでも購入できる。
【販売店】大阪府:泉北高島屋店、セブンパーク天美店、近鉄上本町店、近鉄鶴橋駅店、千里阪急店、デュー阪急山田店、高槻松坂屋店、京阪京橋店、守口京阪店、枚方京阪店、くずは京阪店、近鉄布施店、ヨーカドー八尾店、堺高島屋店、兵庫県:神戸阪急店、阪神西宮店、川西阪急店、阪神尼崎店、須磨離宮公園前店、西神中央店、山陽店、太子店、リバーシティ店、ゆめタウン姫路店、アリオ加古川店、京都・滋賀・奈良・和歌山:京都高島屋店、草津近鉄店、近鉄橿原店、西大寺近鉄店、近鉄生駒店、和歌山近鉄店 ※工場ショップ、書写山麓店、オンラインショップは通年販売
■「千寿せんべいアイス」誕生は客からのアイデア
今年10月に60周年を迎える京都の銘菓「千寿せんべい」で知られる和菓子店「鼓月」(本社:京都市伏見区)で販売されているのは、「千寿せんべいアイスクリーム」(378円)。
波打ったほんのり甘いせんべいでアイスクリームを挟んだ同商品は、2016年に夏限定で登場していたが、好評につき現在は一部店舗で通年販売されるように。

「お客さまの『アイス挟んだらおいしそう』という一言から、開発が始まりました。京都のご当地アイスとして楽しんでもらえたらと思います」と、広報の鳥飼優介さん。
クリーミーで濃厚なアイスクリームをサクっとした歯触りのせんべいで挟み、リッチな味わいに仕上がっている。せんべいが少ししっとりした食感になるのもアイスクリームならではで、定番の千寿せんべいとは違った味わいを堪能できる。

関西では16店舗と東京2店舗、そしてオンラインショップで発売中。お持ち帰りの際に便利なドライアイスのサービス(50円)も。
【販売店】京都府:本店、四条烏丸店、嵐山店、銀閣寺店、大手筋店、山科店、新大宮店、花園店、山科店、桂店、宇治店、長岡京店、大阪府:高槻店、吹田店、茨木店、茨木西店、東京都:東京本店、神楽坂鼓月店
■ 京都の超名物「生八ッ橋」の切れ端を使ったアイスバー
創業1689年、300年以上に渡って京都の銘菓「八ッ橋」を作ってきた老舗「聖護院八ッ橋総本店」。生八ッ橋の切れ端を使ったアイスバー3種類(497円・540円)が、2022年7月に誕生した。

「生八ッ橋を製造する工程のなかで端を切り落とす工程があるのですが、おいしいのに捨ててしまうのはもったいなく、おいしく生まれ変わって、みなさんに喜んでいただけたらと、ゼリーで有名な『クリケット』さんとのコラボで誕生しました」と広報の小鯛美香さん。
フレーバーは、シナモン・キャラメル・抹茶の3種類がスタンバイ。小鯛さんは「シナモンとキャラメルには八ッ橋に合うりんごが入っています。どれも生八ッ橋の風味や食感をできるだけ残せるように工夫しているので、ぜひ一度食べて八ッ橋の新しい楽しみ方を体験してみてほしい」とすすめる。
現在は熊野店と稲荷店の2店舗で販売中。こちらもドライアイスのサービスや販売はないので、注意を。イートインスペース有。

取材・文・写真/野村真帆
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