凰稀かなめ、初の大河ドラマに「うれしさより、信じられない」

大河ドラマ『光る君へ』で赤染衛門(あかぞめえもん)を演じる凰稀かなめ (C)NHK
吉高由里子が主演を務める2024年の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)の第5弾出演者発表が7月25日におこなわれ、凰稀かなめが赤染衛門(あかぞめえもん)役で出演することが明かされた。
元宝塚宙組トップスターで、退団後は舞台のみならず映画・ドラマと活躍の場を広げている凰稀。同作への出演が決まった際の心境について、「うれしい気持ちより、驚きが大きかったです」と明かす。
「子どもの頃から、家族全員で大河ドラマを観ていたので、家族で見る幅広い年齢層向きのドラマと言う印象が強いです。韓国ドラマなどは16話と長いのですが、それ以上、年間通して一つの物語を作り上げる大作! そんな大河ドラマにオファーいただけるとは思っても見なかったので、信じられない気持ちでいっぱいです」と喜んだ。
■ 演じるのは女流歌人の赤染衛門
凰稀が演じる女流歌人・赤染衛門は、道長(柄本佑)の妻・倫子(黒木華)の女房であり、さらに一条天皇の中宮となる娘の彰子(見上愛)にも仕えた人物。姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろ(吉高由里子)とも交流することになる。
「紫式部、清少納言、和泉式部は知っていましたが、赤染衛門という歌人を知らず、いろいろと調べました。赤染衛門は良妻賢母で賢い女性と言うイメージが多いのですが、歌の内容を見るととても色気のある女性を連想させます。そんな2つの顔を持つ女性を、大石静先生がどう描いてくださるのかとても楽しみです」と話した。
また、もともと京都好きだったという凰稀は、「寺院巡りが好きなので京都に足を運ぶことが多いのですが、歴史を深掘りして出向くことはなかなかないので、今度は御所や、平安時代の寝殿造でもある平等院にゆっくり行ってみたいです。赤染衛門にまつわる場所なども探して行きたいです」と、意欲的な様子を見せた。
同じく追加キャストとして、一条天皇役に塩野瑛久、直秀役に毎熊克哉が決定している。ドラマ『光る君へ』は、2024年1月より放送予定。
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