大阪府が、府営公園に併設されたプール（服部緑地、久宝寺緑地、住之江公園、浜寺公園）を７月１５日にオープンすると１２日の定例会見で発表した。

新型コロナウイルス感染症に起因するさまざまな制限がなくなる今回のプール開き。今年度から施設の維持管理やイベント企画など公園全体の経営を民間がおこなうＰＭＯ型指定管理がスタートしたことにより、各プールではビーチスポーツやマルシェなどのイベントを楽しめるようになるという。

府営プール「服部緑地」（豊中市）、「久宝寺緑地」（八尾市）、「住之江公園」（大阪市住之江区）、「浜寺公園」（堺市西区）のオープンは、７月１５日〜８月２７日（期間中無休）。吉村洋文知事は、「夏の思い出の１コマをみんなで楽しめる府営公園のプールにお越しをいただきたい」と話した。

また今年は、府内の海水浴場も久々に一部開設。「二色の浜海水浴場」（貝塚市／７月８日～）、「箱作海水浴場」（通称：ピチピチビーチ・阪南市／７月１５日～）、「淡輪海水浴場」（通称：ときめきビーチ・岬町／７月８日〜）が８月３１日まで海開きとなるなか、「りんくう南浜海水浴場」（通称：タルイサザンビーチ・泉南市）のみ開設が見送られた。

一方で水難事故を未然に防ぐため、危険な河の「遊泳禁止」看板をリニューアルしたり、プールや海水浴場には監視員や看護師を配置するなど安全対策にも取り組んでいる大阪府。吉村知事は、「毎年、河や水の事故は必ずどこかで起きている。事故が起こらないよう府民、市民には安全な場所で安全な水遊びを楽しんでほしい」と呼びかけた。

取材・文・写真／岡田由佳子