内田英治と片山慎三による共同監督作品『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の舞台挨拶が７月８日、大阪市内の映画館でおこなわれ、主演の伊藤沙莉と片山監督が登壇。トークショーをおこなった。

両監督が６つのエピソードを分業し、１本の映画として作り上げた本作。新宿にある小さなバーのママで探偵でもある石破マリコが、「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」というＦＢＩから依頼を受け、恋人の自称忍者・ＭＡＳＡＹＡ（竹野内豊）とともに宇宙人を探すという物語だ。

娘を探す落ちぶれたヤクザ（北村有起哉）、異端の科学者（宇野祥平）、ホスト狂いのキャバ嬢（久保史緒里）、歌舞伎町に潜むシリアルキラー（松浦祐也）など、登場キャラクターも個性的だが、「やっぱ私、殺し屋の姉妹（中原果南＆島田桃依）が好きですね。狂ってる（笑）。意味不明で面白かったし、でも、切ないし」と語った伊藤。

また、好きなシーンについて伊藤は、「私、宇宙人の食事が好きで。ラーメン食べてるんですけど、あれ、すごい大変なんですよ。めっちゃ熱いラーメンをかごの下から引っ張るんですけど、たまに『熱ッ!』って声が聞こえて（笑）。めっちゃアナログな撮り方をするなと、あれは裏も表も面白いシーンですね」と裏話を披露。

そして、大阪でやりたいことを聞かれると、「絶対に串カツは食べたいのと、やっぱり大阪に来たら必ず、（グリコポーズをしながら）これを撮るから。それの最新を撮りたい。去年やったので、家族と。今舞台で大阪に来てるので、舞台の人たちとグリコやりたい。必ず、更新してきたので、今まで」と、意外なルーティンを明かした。

イベントの最後は、お客さんとの撮影を楽しんだ伊藤と片山監督。同映画は、「シネ・リーブル梅田」（大阪市北区）、「アップリンク京都」（京都市中京区）、「シネ・リーブル神戸」（神戸市中央区）、「ユナイテッド・シネマ橿原」（奈良県橿原市）などで現在公開中。