大竹しのぶ「やっぱり寂しいけど…」21年ぶりの一人芝居語る

2023.6.25 21:15

舞台『ヴィクトリア』で一人芝居に挑む女優・大竹しのぶ(写真/宮田浩史)

(写真3枚)

数々の名演伝説を誇る俳優・大竹しのぶが、舞台『ヴィクトリア』で、21年ぶりの一人芝居に挑む。開幕に先立ちおこなわれた取材会では、一人芝居ならではの苦労やおもしろさなどについて語った。

■ 「一人はやっぱり寂しい」

愛情に恵まれない私生活を送ってきた女性が、現実とも空想ともつかない一人語りを繰り広げる同作。セットや衣装のチェンジもなく、自分の演技だけで観客を惹きつけ続けねばならないという、演じるには非常に難易度の高い作品だ。大竹は「一人はやっぱり寂しいし、きついけど、勝手に芝居を作れる楽しさもある」と明かす。

舞台『ヴィクトリア』で一人芝居に挑む女優・大竹しのぶ(写真/宮田浩史)

「自分の言葉と表現だけで、場面を想像させるのはすごく難しい。相手(役)からなにかをもらって、テンションやエネルギーを作り出すことができないのも大変です」と言う一方、「夫や召使いの姿を自分で勝手に想像して、自分の間やテンションで全部できるのは楽しいです」と、おもしろさも同時に感じているそう。

■ 「人間にとって愛はすごく大事」

演じるヴィクトリアについては「『なんでそんなにマイナス(思考)なの?』と、全然共感できないんです。自分を愛することができない人は、本当に生きるのが大変なんだなあ」と打ち明けつつも、「彼女のようなことは誰でも起こりうるし、人間にとって愛はすごく大事だと思いました」と、大きなテーマをはらんだ役柄であることを語った。

舞台『ヴィクトリア』で一人芝居に挑む女優・大竹しのぶ(写真/宮田浩史)

さらに「観た人の胸に響いて、心に入っていく言葉があってほしいし、『人間ってこんなにおもしろいんだ』ということが、感じられるようにがんばります」と、意気込みを見せた。

演出は藤田俊太郎が担当。6月の東京公演を経て、兵庫公演は7月5・6日に「兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール」(兵庫県西宮市)、京都公演は7月8・9日に「京都芸術劇場 春秋座」(京都市左京区)にて。チケットはS席8000円ほか(現在発売中)。

取材・文/吉永美和子

舞台『ヴィクトリア』

【兵庫公演】
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール(兵庫県西宮市高松町2-22)
期間:2023年7月5日(水)・6日(木)
料金:S席8000円、A席6000円、B席4000円

【京都公演】
会場:京都芸術劇場 春秋座(京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116)
期間:2023年7月8日(土)・9日(日)
料金:S席8000円、A席6000円、学生&ユース2000円(座席範囲指定あり)

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