天真爛漫で植物が大好きな主人公が、やがて訪れる激動の時代をたくましく生き抜く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月２９日放送の第４１回では、万太郎が専門誌を作ろうとする一方、寿恵子のもとにある誘いがくるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

植物学教室の学生・波多野（前原滉）や藤丸（前原瑞樹）と植物学雑誌を作ろうと奔走する万太郎（神木隆之介）。一方、万太郎が思いを寄せる寿恵子（浜辺美波）のもとに、実業家・高藤（伊礼彼方）から鹿鳴館の舞踏練習会に参加してほしいと誘いがくる。

その誘いを断る寿恵子に対し、高藤は「ともに歩ける勇気あるご婦人が必要なのです」と語る。さらに、なおも迷う寿恵子の前にアメリカ人女性・クララ（アナンダ・ジェイコブズ）が現れる。クララの美しい踊りに心惹かれた寿恵子は、ついに誘いを受けるのだった。

今回の放送では、かつて朝ドラ『マッサン』でヒロイン・エリーの妹役を演じたアナンダ・ジェイコブズが、寿恵子を新たな世界へと誘うクララ役として出演。

宣教師である夫を亡くし、その遺志を継いでひとりで来日したという背景を持つクララ。頑なだった寿恵子の心を解きほぐすようにダンスをする姿に、ＳＮＳでは「クララさんが優雅で美しかっこよ過ぎてハート射抜かれちまったよ･･･」「クララさん、アグレッシブな人だな」「クララさん素敵」など魅了された人が続出していた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。５月３０日放送の第４２回では、万太郎がついに植物学雑誌について田邊教授（要潤）と話す機会を得る。

文／つちだ四郎