ハワイで１００年以上の歴史を持つホテル「ハレクラニ」のシェフが監修した料理が、「帝国ホテル 大阪」（大阪市北区）に期間限定で登場。本場の味はいかほど？ ５月１日から開催中の『ハレクラニフェア』のメニューのなかから興味深い３つの料理を紹介します。

■ 定番グルメを「おこげ」風にアレンジ、食感が楽しいロコモコ

ひとつめは、ハワイアングルメの大定番「ロコモコ」。ぱっと見たところ何の変哲も無いようだが、ナイフを入れるとご飯が揚げ焼きにされているのが分かります。このアレンジは、同フェア限定のもので、現地でも特別なときにしか出ないんだとか。

おこげのようにカリッとした食感のライスと、ジューシーなハンバーグの組み合わせが楽しい新食感の一皿で、ここでしか味わえないスペシャル感もうれしい。価格は３９５０円。

■ 現地シェフ考案の新作アヒポケは少しリッチな仕上がり

ロコモコと並ぶハワイの代表グルメ「アヒポケ」は、ダイスカットにしたマグロが醤油やごま油などで味付けされていて、日本人にも馴染みのあるテイストが特徴。現地では、フードトラックやお惣菜の量り売りなどで販売されていますが、今回フェアのために考案された「アヒポケ」はひと味違います。

まず、マグロの表面が炙られて香ばしさが加わることで、少しリッチな味わいに。海藻や玉ねぎ、ごまをさっぱりとしたわさびドレッシングで和えていて味に締まりが出てます。青のりを練り込んだバゲットに乗せていただくと、ローカルフードが高級なオードブルに感じられます。価格は２６００円。

■ １番人気のココナッツケーキ、一口で南国にトリップ

今回のフェアには、「ハレクラニ」の定番であるココナッツケーキも登場。１９５９年に誕生し、長きにわたって愛され続けるこのケーキは、全体にココナッツがまぶされた真っ白でフワフワなビジュアルが印象的です。

シフォン生地は想像以上に軽く、ひと口食べるとココナッツのトロピカルな甘さが口いっぱいに広がって一気に南国気分。生地のなかにはカスタードクリームとラズベリーソースが隠されているなど、飽きることなく食べきれます。最後のひと口を食べても、まだいけると思えるひと皿でした。価格は１２７０円。

今回のフェアでは、現地グルメに「ハレクラニ」流のアレンジを加えた唯一無二のハワイアン料理が楽しめます。お安くはないものの、大阪にいながらハワイ名門ホテルの料理が味わえるのでたまの贅沢やお祝いなどにはぴったりです。会場は「帝国ホテル 大阪」２階のレストラン「カフェクベール」にて、期間は６月３０日まで。