奈良の世界遺産で「うちわまき」、4年ぶりに一般参加が可能に

2023.5.17 09:00

『うちわまき』の様子(写真/いずみゆか、2019年撮影)

(写真3枚)

世界遺産「唐招提寺」(奈良県奈良市)の伝統行事『うちわまき』が5月19日、4年ぶりに一般参拝者も交えておこなわれる。

中興の祖・覚盛上人(かくじょうしょうにん)の命日に営まれる法要「中興忌梵網会」(ちゅうこうきぼんもうえ)の後におこなわれる『うちわまき』。鎌倉時代に同寺を復興した覚盛上人が、蚊を殺さないよう弟子を戒めたという故事にちなみ、その徳をたたえて「せめて団扇で蚊を払って差し上げよう」と、ハート型うちわを供えた事がはじまりとされている。

行事は、金堂・講堂の中間の東側に建つ「鼓楼(ころう)」の2階から僧侶が「宝扇(ほうせん)」と呼ばれるハート型のうちわをまき、受け取った人は病魔退散や魔除けのご利益があるという。

『うちわまき』は5月19日・昼3時からで、当日の朝9時から参加券が配布される(先着100名、拝観料1000円が必要)。安全のため、20~60歳の健康な方が対象。

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