３６０度デジタルアートに囲まれる･･･世界で８５０万人以上を動員した斬新な展覧会が神戸で開催中。また、世界的な人気を誇る「スタジオジブリ作品」の世界観を表現した「ジブリパーク」に迫る特別展も。どちらも６月までの開催なので、このゴールデンウィークに行っておきたい！

■ 『ジブリパークとジブリ展』（神戸市立博物館）
　「ネコバス」に大人も乗車できる？ 映画のシーンを体験

２０２２年に「愛・地球博記念公園」（愛知県）内に第１期開園した「ジブリパーク」がどのようにしてできたのか紐解くとともに、制作現場を指揮する宮崎吾朗監督の仕事とアニメーション作品を紹介。４章からなる展示は、立体展示のほか、メモやイメージボードなどの資料が大量に展示されている。

立体展示の注目は、映画『となりのトトロ』に登場する「ネコバス」。大人も入ることができ、シートに座ると映画のシーンそのままのふわふわ感に思わず声が出てしまう。そのほか、映画『千と千尋の神隠し』の電車に乗るカオナシの横に座ることができる「ジブリのなりきり名場面展」、「湯婆婆」の執務室をのぞくことができる「にせの館長室」なども。兵庫会場限定グッズも販売中。

入場料：一般１８００円ほか（入場日時予約制）　期間：６月２５日まで

■ 『ゴッホ・アライブ』（兵庫県立美術館）
　すべて写真＆動画の撮影ＯＫ！ ダイナミックな新感覚のアート展

音楽とともに大スクリーンで１９世紀を代表する画家・フィンセント・ファン・ゴッホの作品が楽しめる没入型展覧会。会場をぐるりと囲む複数のスクリーンは高さ最大７メートルあり、輝かしい時代を象徴する『ヒマワリ』、療養院での不安定さが感じられる『星月夜』などの代表作品が次々と映し出され、約４０分間に渡り、３０００枚以上の作品が楽しめる。

また、映画館品質のサラウンド音響によるクラシック音楽がシアターのような世界観を盛り上げ、作品を五感で感じることができるのも特長。ほのかにアロマの香りも漂う幻想的な会場では、通常の名画鑑賞とは異なる「リラックス空間」を意識したそうで、小型チェアやベンチが用意されている。

入場料：一般２５００円ほか　期間：６月４日まで