少年隊・錦織一清「自分のことをアイドルと考えたことがない」

舞台俳優や演出家として活躍する、少年隊・錦織一清
1985年に少年隊のメンバーとしてレコードデビューし、トップアイドルとなった錦織一清。現在も楽曲をリリースしながら、舞台俳優、また演出家としてさまざまな作品も発表している。
そんな錦織が手がける舞台『垣根の魔女』が4月21日から30日まで「大阪松竹座」(大阪市中央区)で上演される。久本雅美演じるお節介な主人公・ミドリ婆さんの姿を通して、人の結びつきについて問いかける同作。今回は錦織が、作品のことだけではなく自身の生い立ちや「アイドル論」など幅広く語ってくれた。
取材・文/田辺ユウキ 写真/木村正史
■ 「なんで自分はスパンコールのゴムを頭に巻いているんだろう」
──『垣根の魔女』は下町が舞台の人情劇ですね。錦織さんも下町育ちということで、ご自身にとっても見慣れたような光景が舞台上に広がるんじゃないかと思います。
僕は浦安(千葉県)の近くで育ったんですけど、親父は近くにある遊園地ではなく、いつも寄席、競馬場、競輪場に連れて行ってくれました。そういう場所にはまさに『垣根の魔女』のミドリ婆さんのようなおもしろい人生の先輩方がたくさんいらっしゃいました。一見、面倒くさくて怖そうな人ばかりなんですけど(笑)、でも人柄は本当におもしろい。冗談にもキレがあって、いろいろ話が聞きたいからついついそういう場所に寄っちゃうんです。

──そんな下町での経験からお笑いも好きになったそうですね。ただ少年隊時代は歌番組『ザ・ベストテン』などに出ても、イメージ的にできるだけそういう部分を出さないようにしていたと聞きます。
これは今だから言えるんですけど、あの頃は、着ている衣装とか自分のなかでは相当おもしろく感じていました。だって、子どもの頃のまわりは作業着の人ばかりでしたし、自分もホームセンターで売っている服を着て育ちましたから。
だから「なんで自分はスパンコールのゴムを頭に巻いているんだろう」って。その道を選んだのは自分だからもちろん一生懸命頑張っていたけど、「俺のこの姿を見たら地元の友だちがいなくなるんじゃないか」って(笑)。

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