舞いあがれ!第24週振りかえり・ばんばの歩み

2023.3.17 08:15

めぐみ(左、永作博美)とともに五島を離れる祥子(高畑淳子)(C)NHK

(写真5枚)

東大阪と長崎・五島列島、2つの故郷を持つヒロインが周囲の人々と支え合って生きる姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK朝ドラ)。3月18日は、「ばんばの歩み」と題する第24週(3月13日〜17日放送)を振りかえる。

2016年8月、ヒロイン・舞(福原遥)は元気な女の子を出産する。めぐみ(永作博美)、勝(山口智充)と雪乃(くわばたりえ)も、初孫の誕生を心から喜ぶ。舞と夫・貴司(赤楚衛二)は、「何があっても負けずに前に進んでほしい」という思いを込めて、娘に「歩(あゆみ)」と名づける。

一方で親友の久留美(山下美月)は、念願である「フライトナース」の面接に合格し、長崎へ行くことが決まる。舞の兄・悠人(横山裕)は、出産祝いに梅津家を訪れた際に、久留美が大阪から離れることを舞から知らされる。

ほどなくして、舞と貴司は自宅に久留美を招き、送別会を開く。そこへ突然現れた悠人は、「俺と付き合わへんか」「もうたまたま会われへんねやろ。じゃあ計画的に会うしかないやん」と久留美に交際を申し込み、長崎行きを前にして2人は結ばれるのだった。

岩倉家・リビングにて、久留美(山下美月)と話す悠人(横山裕)(C)NHK

それから2年後。舞とめぐみのもとに、舞の祖母・祥子(高畑淳子)が軽い脳梗塞で倒れて入院したと一報が届く。舞は、娘の歩を貴司に任せ、めぐみとともに長崎・五島列島へと駆け付ける。幸い一命をとりとめた祥子は、見舞いに来てくれた舞とめぐみに礼を言うが、まだ手足の痺れがとれないとこぼす。

医師から症状を説明されためぐみは、手足の痺れは残る可能性が高いこと、一人暮らしを避けて、もう船に乗るのもやめたほうが良いと聞かされる。めぐみは東大阪で一緒に暮らそうと説得を試みるが、祥子は「一人じゃなか。みんながおる。これからも島で暮らす」と、五島に留まろうとするのだった。

一旦東大阪へと戻った舞とめぐみは、祥子をこちらに呼び寄せて一緒に暮らしたいと考えていることを貴司たち家族に相談する。舞たちが祥子を迎え入れることに賛成する一方で、勝は「迎える側に相当な覚悟がいると思うねんな」「子育てはだんだん楽になっていくけど、介護はその逆やねんて」と介護の難しさを語る。

結城(葵揚)にある話しをするめぐみ(永作博美)、舞(福原遥)(C)NHK

一晩考え抜き、ある決断に至っためぐみは、長年「IWAKURA」で働く従業員・章(葵揚)を呼び出す。めぐみが出した結論は、慣れない大阪で暮らすことになる祥子を支えるために、社長を退任し「IWAKURA」を章に任せるというものだった。ゆくゆくは社長として跡を継いで欲しいと話をするめぐみに、章は「他に適任者がいるのでは」と言いながらも、考える時間が欲しいと伝える。

一方、五島では退院した祥子が自宅へと戻る。めぐみをはじめ、舞や貴司も歩を連れて五島を訪れ、祥子の帰りを出迎える。これまでのようにはいかない生活に気落ちする祥子だったが、舞は祥子が幼き頃の自分にかけてくれた言葉に重ねながら、「ばんばにしかでけへんことが、いっぱいあんねん」と励ます。

そしてめぐみは、「IWAKURA」の社長を辞めて東大阪で一緒に暮らしたいと考えていることを祥子に伝える。驚く祥子に、めぐみは、会社の引き継ぎを終え、祥子が大阪の暮らしに馴染めなかった時には、一緒に五島へ帰って暮らす選択肢も提示する。娘の思いに祥子の心も動かされ、祥子は東大阪で暮らすことを決めるのだった。

しばらくして、祥子が島を離れて大阪へ向かう日が訪れ、島では送別会が開かれる。祥子が大切にしてきた船「めぐみ丸」は、これまで祥子の仕事を手伝ってきた島の若者・若葉(川口春奈)が乗り継ぐことになり、周囲の人々はこれまでの感謝を祥子に伝えるのだった・・・。

放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の振りかえり。

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