朝ドラで注目「大阪製アイテム」、ギフト商品が梅田に集結

2023.3.16 08:45

金網の特性を活かした「amiMono(アミモノ)ラック」(7700円〜)。金網フェンス会社×金属加工会社×デザイナーのコラボで誕生したという

(写真12枚)

百貨店「阪神梅田本店」(大阪市北区)で、3月15日から期間限定イベント『2023春のギフトショー Osaka Products New Collection』がスタート。現在放送中の朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK)で注目を集める東大阪市など、大阪の中小企業の技術が詰まったアイテムが揃っている。

■ 既存の技術を活かした「大阪製ギフト」

大阪府知事が「大阪製ブランド」として認定したユニークな製品を展示・販売する同イベント。今回は「大阪製を贈ろう」というテーマで、転勤・引っ越しなどで新生活を迎える人たちへのプレゼントとしても重宝する製品が集まった。

東大阪市を舞台にした朝ドラ『舞いあがれ!』で製品開発の様子や工場同士の協力が描かれ、にわかに注目を浴びている大阪の「ものづくり」。同作の「金網ハンモック」を開発した会社のモデルにもなった「共和鋼業」(東大阪市)のアイテム「amiMono(アミモノ)ラック」(7700円~)をはじめとし、東大阪や八尾など中小企業の技術が詰まった製品に触れることができる。

「自然に還る歯ブラシ turalist」(各2200円)はギフト用としてガラス瓶入りも(3850円)

環境に配慮した製品も多く、長年にわたってブラシ加工をおこなってきた「プラス」(東大阪市)のブランド『Nhes.』による「自然に還る歯ブラシ turalist」(2200円~)もそのひとつ。柄は椅子の製造過程で出たブナの端材を使い、ブラシ部分には食肉用の馬・牛からとれた天然毛を利用。3年かけてプラスチックを一切使わない歯ブラシを完成させたという。

またプラスチック加工・製造をおこなう「第一精工舎」(大阪市)は「地産廃材が価値を生んだ文具シリーズ」(各836円)を出品。

「脱プラスチック」が盛んになってきた昨今、同社は「生活からプラスチックを完全に無くすことは不可能だが、減らすことはできる」と考え、本来なら廃棄されるだけの「地場廃材」を主原料にした「ペン&スタンド」を開発。卵の殻やホタテの殻など、使った廃材が一目でわかるかわいらしいデザインのスタンドは、プレゼントにもぴったりだ。

現在7種類が展開されている「地産廃材が価値を生んだ文具シリーズ」

ほかにも、引退した電車のパーツをポーチやカバンに取り入れた「サンワード」(大阪市)のブランド『RAU-RAU-G HAITETSU(らうらうじ ハイテツ)』など、大阪の企業による独自のアイデアや熟練の技術が詰まった商品を、手に取って体感することができる。

同イベントは、阪神梅田本店の2階・イベントテラスにて3月21日まで開催。職人に教わりながら錫器作りに挑戦できるワークショップも実施中だ。

取材・文・写真/つちだ四郎

『2023 春のギフトショー Osaka Products New Collection』

期間:2023年3月15日(水)〜21日(祝・火)
時間:10:00〜20:00(最終日は18:00まで)
会場:阪神梅田本店 2Fイベントテラス( 大阪市北区梅田1-13-13)

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