宮澤エマ「初主演という言葉は、あまり口にしないように」

舞台『ラビット・ホール』で初主演を果たす女優・宮澤エマ
主にミュージカルの舞台で活躍し、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、主人公の妹・実衣役の好演で評価・知名度を大いに上げた宮澤エマ。家族劇の傑作『ラビット・ホール』で、初の舞台主演をつとめることになった。宮澤と演出家の藤田俊太郎の2人が、リモート会見で意気込みを語った。
■ 「このチャンスを逃したら、一生後悔するだろうな」
2007年にピュリッツァー賞を受賞し、ニコール・キッドマン主演で映画化もされた本作。4歳の息子を自動車事故で亡くしたばかりの夫婦と、その周辺の人々の日常を通して、突然の喪失と人はどのように向き合っていくかを、リアルなタッチで見せていく。
宮澤は「初主演という言葉は、プレッシャーを感じるので、あまり口にしないようにしています」と笑いつつ、「脚本を読ませていただいて、このチャンスを逃したら、一生後悔するだろうな、と。主演というより、この作品で、この役をやりたいという気持ちに後押しされました」と、主人公・ベッカ役に惚れ込んだことが、大きな決断の決め手になったと語った。
■ 「心の健康につながるものがある気がする」
同作は当事者の夫婦とその周囲の人々が、突然の家族の死と折り合いをつけていく過程を描くという、非常に重い内容ながらも、宮澤は「1ページ目からものすごく軽快なテンポ感で、家族の日常の瞬間を、ときにはユーモアとあたたかみを持ちながら描いています」と、意外と軽やかな世界であることを明かす。

そのうえで「家族の死によるやるせない気持ちや、処理できない感情とともに、どうやって生きていくのか? に向き合うお話。人の死は思ったより身近にあるけど、家族や友人同士でもそれについて語ることってなかなかない。この作品を観たら、心を柔らかくした状態でそこと向き合い、会話を生んでくれるのでは」と予測し、「なにか浄化されるような瞬間というか、心の健康につながるものがある気がするので、公演を楽しみに待っていただけたら幸いです」と語った。
宮澤のほかには、成河、シルビア・グラブなどが出演。4~5月の東京、秋田、福岡公演を経て、5月14・15日に「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)で上演する。チケットは1万1500円で、4月9日から発売開始。
取材・文/吉永美和子
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