３月１日に発表された『街の住みここち沿線ランキング２０２２＜関西版＞』（大東建託調べ）。同日に因子別で公開された、「物価・家賃」が安い沿線のランキングでは、近鉄天理線が１位を獲得した。

大阪在住の２０歳以上の男女１０万１３４３人を対象に集計したこの調査。住民が最寄り駅を、「静かさ治安」や「行政サービス」といった５９項目別で評価し、その平均値を沿線ごとに算出した『街の住みここち沿線ランキング２０２２＜関西版＞』では、大阪の京阪中之島線が１位となった。

また同日に、５９項目の街に対する評価を因子分析した結果も発表。項目の１つである、「物価・家賃」が安いという点で評価されている沿線のランキングも明らかに。

４位には「関西国際空港」と大阪・泉佐野間の南海空港線、３位には兵庫・新長田から三宮・花時計前までの地下鉄海岸線、２位には兵庫・武庫川駅と武庫川団地までを結ぶ阪神武庫川線がランクインした。

そして１位を獲得したのが、奈良県北中部に位置する天理市から、奈良県大和郡山市の平端駅を繋ぐ近鉄天理線。物価の高騰が著しい昨今には珍しく、住民からは「安いスーパーが徒歩圏内にいくつもある」「安売りスーパーの充実」、さらに「家賃が安い」といったポジティブな評価が寄せられた。