桂春蝶&吉弥に訊く「落語会の楽しみ方」男の着物姿…と、睡眠?

2023.3.6 18:15

左から落語家の桂春蝶、桂吉弥

(写真7枚)

近年は史実を元にした長編創作「落語で伝えたい想い。」シリーズも定評ある桂春蝶に加え、桂米朝一門の血脈をしっかりと受け継ぐ正統派の桂吉弥、そして長寿演芸番組『笑点』の新レギュラーも発表された東の売れっ子、春風亭一之輔と、上方と東京の落語家3人による落語会『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』。

第2回が4月に「大阪市中央公会堂」(大阪市北区)でおこなわれ、2022年同様「今、聞いてほしい」トリネタをたっぷりと聞かせる。そこで、桂春蝶と桂吉弥に登場してもらい、『三人噺』という落語会の楽しみ方を聞いた。

■「落語にはラップみたいに聞けるネタもあります」(吉弥)

──『三人噺』は上方と東京の落語が一度に聞ける会ですが、上方落語はどこが面白いと思いますか?

4月28日には落語会『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺 2023』が上演される


春蝶「全然、理屈っぽくないところ。子どもが聞いても笑えて、商売人の町で生まれたものなのでコストパフォーマンスもいい」

吉弥「タイパね」

春蝶「た・・・タイパ!?」

吉弥「タイムパフォーマンスの略。今はタイパって言うの」

春蝶「タイパ! そう、タイパがいい(笑)! 短い噺でも笑いどころがいっぱいある」

——おふたりは、どういうきっかけで落語って面白いなと思われましたか。

春蝶「僕は小学生のとき」

吉弥「この人は落語家の家に生まれたからね」

春蝶「お父さんが先代の春蝶で。家にも音源がありすぎて、言うたら博物館みたいな状態だったんですよ。それで毎晩、落語を聞いていて。1番、落語を聞いていた時代は小学生のときやったと思う。適当に笑えて、ほんでよう眠れるんです。うまい人の芸ほどよく眠れる。リズムが良くて。言葉の意味はわからないけど、歌みたいに聞けるっていう」

インタビュー中の桂春蝶、2代目桂春蝶が父にあたるため幼少期から落語に囲まれた生活を送っていたという

吉弥「僕は大学の落語研究会で聞いたのが初めての落語体験でしたね。僕も、何を言うてるかわからんけど、『みんな笑ってるな』とか『みんな50歳になってからが落語はほんまやなとか言ってるな』とか思って。『これはすごく面白い』と思っているうちに夢中になったという感じです」

——何を言うてるかわからんけど印象に残る、という落語のセリフはありますか?

吉弥「笑福亭松鶴師匠の『天王寺詣り』という落語ですね。『亀井水、亀の口から水が流れてる、経木流しに来んのがここや。西に見えてるのが牛さんで、前が瓢箪の池。東に見えてるのが東門で、内らへ入ると釘無堂に本坊に釈迦堂や・・・』と建物とかの名称を言ってるだけなんですけど、めちゃくちゃ心地いい。ラップみたいに聞けますね」

『春蝶・吉弥と一之輔 三人噺』

会場:大阪市中央公会堂 大集会室(大阪府大阪市北区中之島1-1-27大阪市中央公会堂 B1F)
日時:4月28日(金)昼公演13時45分※追加公演/夜公演18時※ソールドアウト
料金:指定席5500円、特典付き指定席6500円

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