「レジャー感覚で遊んで」西川貴教、琵琶湖博物館の1日館長

2023.2.13 21:15

「滋賀県立琵琶湖県立博物館」の1日館長を務めた西川貴教(2月11日)

(写真3枚)

滋賀ふるさと観光大使をつとめるミュージシャンの西川貴教が2月11日、「滋賀県立琵琶湖博物館」(滋賀県草津市)の「1日館長」に就任。10日に発生した大型水槽の破裂にも触れ、排水作業が完了しエリアの乾燥作業をおこなっていることなどを報告したほか、同博物館や琵琶湖の魅力について語った。

滋賀県野洲市出身で、2008年より同県の観光大使をつとめる西川。滋賀県最大の音楽フェス『イナズマロックフェス』を主催するなど、地元愛に溢れた活動に精力的に取り組んでおり、県民から親しまれている。

そんな西川が1日館長に就いた「琵琶湖博物館」は、「湖」をテーマにした博物館としては日本最大規模を誇る。展示内容は淡水魚を中心に多彩で、琵琶湖固有種も数多く飼育しており、2020年のリニューアルオープン後は体験型の展示を充実させてきた。

■ 「より展示が分かりやすくて感動」と絶賛

この日、西川は高橋啓一館長と琵琶湖博物館の魅力について対談。博物館全体の印象について聞かれると、「リニューアル後はより展示が分かりやすくて感動した。琵琶湖があるからこその滋賀にしかない生活を体験できる博物館」と絶賛していた。

また、10日に発生した災難にも触れ、「大型水槽が割れたことについて、実は番組の収録中に知った。中止になるかもしれないと心配していたが、予定通り開催すると連絡を受けてびっくりした」と当時の状況を振りかえった。

これを受けて高橋館長は、「このイベントだけは絶対にやり遂げたかった。昨日、今日と心が落ち込んでいたんですが、西川さんに励ましてもらったことで、職員みんな元気が出た。復旧活動に励みたい」と感謝。対談には抽選で集まった約150人が参加し、終始笑いに包まれた。

約5000年前に滋賀県内で見つかったとされる縄文土器の説明を受ける西川貴教(2月11日)

■ 西川貴教、縄文土器の模様付けに挑戦

このほか、来館者に見守られながら、縄文土器の模様付けを体験。県内で見つかった約5000年前のものとみられる縄文土器について、主任学芸員から説明を受けながら、竹や麻の道具を使って丁寧な手つきで模様付けをおこなった。

最後に西川は「今日はたくさんの方に来ていただいて嬉しかった。博物館というと敷居が高いイメージがあるが、ここは体験型の展示も多く、来るたびに『へえ』が増える。レジャー感覚で来ていただいて、滋賀や琵琶湖の文化を楽しんで欲しい」と締めくくった。

同県から訪れたという30代と40代の女性は生粋の西川ファンだという。リニューアル前にも同館を訪れたことがあり、「変貌ぶりに驚いた。淡水魚を見られる博物館は珍しいので楽しい。西川さんには今後も滋賀の魅力を伝えて欲しい」と期待を寄せていた。

同館では、大型水槽が割れた影響で水族展示室を一部閉鎖する間、入館料を減免すると発表。一般800円が550円になるほか、個人・団体ともすべて減免するという。

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